e-bike日々徒然
e-bikeや自転車の“お尻痛い問題”を解決してくれた特殊形状のサドル
2020年7月28日 08:30
e-bikeでも人力自転車でも、自転車に付き物の悩みといえばサドル。やや長距離を走ると出てくる“お尻痛い問題”ですね。
最近の筆者はこの問題を特殊な形状のサドルで回避しています。ようやく「これなら痛くならない」というサドルを見つけたんです。具体的には「ISM(アイエスエム)」の“先端が左右に別れて独立しているサドル”です。どんなサドルか、写真と説明文で見てみましょう。
ISMのサドルは多々ありますが、どれもこんな感じで先端が2つに別れた形状です。これは「PR3.0(Typhoon)」というモデル。メーカー希望小売価格は14,000円(税抜)
実際にシートポストに装着した様子。後部にある下向きの突起は「トランジット用フック」と呼ばれ、バイクラックに引っかけるためのものです。この突起は車体を手で持ち上げる時にも便利。使いやすいフック形状です。なお、この写真のサドルは「PR1.0」というモデルで、PR3.0とは厚みや形状がちょっと違う
筆者の場合ですが、このサドルを使うと「全然」と言っていいほどお尻や股間の痛みが出ません。座る部分が「厚め柔らかめ」とは書きましたが、ロードバイク用のサドルより少し厚く柔らかいといった感じで、ママチャリのサドルなどと比べると薄め硬めではあります。
使っていて特にイイのは、会陰部やその前方あたりが圧迫されないこと。e-bikeだとアシストのおかげでダンシング(立ち漕ぎ)をする必要があまりないので、いつも座りっぱなしで走行しがち。そういうスタイルで走るので、股間が圧迫されない使用感がとても快適です。このサドルならと~っても快適に長距離を走れる。
ISMのサドルを装着したターン「Vektron S10」。ダムへとサイクリングです
ISMのサドルを装着したミヤタ「RIDGE-RUNNER」。って、その背景ナニ!?
ちなみに、ISMのサドルにはいくつかのカテゴリーがあります。トライアスロン競技用に人気だそうですが、ロード用やMTB用もあるようです。また、カテゴリーによってはサドルの厚み違いも用意されています。
ただ、ISMのサドルだから誰でもお尻が痛くならない、というわけではありません。ISMサドルだとお尻が痛い、という人もいます。結局はライダーに合うかどうか。サドル選びはやはり難しいんですが、ハマる人にはハマるISMサドルだと思いますので、機会があればぜひお試しください。