あってよかった
ダイソーの換気扇やキッチンのコンロまわり掃除グッズ3選
2024年11月27日 08:05
今年も大掃除の季節がやってきた。合理的に言えば12月末という気温も水温も低く体調を崩しやすい時期が大掃除に最適なはずはないのだが、「大掃除をしなければならない」という謎の刷り込み・思い込みは世の中まだ強いし、特に冬にやるのは向いていないキッチンのコンロ、換気扇周りの掃除の情報にニーズが高い。
そこで今回はこのキッチンのコンロ、換気扇周り掃除に適した購入しやすい道具をダイソーで見繕った。3品をご紹介する。
安くて有能! こびりつき系汚れに効くお掃除ヘラ
ダイソーの「落ち落ちV」という掃除グッズラインナップは、総じて既視感を感じつつも気が利いているものだが、みな適当に別メーカーの商品名で呼びがちだ。まずメーカーが違うので注意しよう。
さて掃除における総論として「ヘラ」の意義深さは過去、当連載でも言及したことがあったが、現在あのヘラの価格は倍になってしまった。そこでこのヘラ「ワイドお掃除ヘラ(落ち落ちV)」のお出ましなのである。価格は110円。ポリカーボネート製で、安い。
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安いが、有能だ。とかくキッチンのコンロ、換気扇周りには焦げや油などの、こびりつき系汚れが多い。それらを余計な手間をかけず、こそげ、剥がし取る道具が「ヘラ」というものだ。ヘラの角部分は汚れの溜まりやすいあらゆる細部にも難なくリーチする。
ブラシとかスポンジの前に、とにかくヘラ。ヘラを使いこなせば、掃除は一気に省力する。
油汚れに効くセスキソーダを含んだシートクリーナー
「大掃除をしなければならない」「でも面倒くさい」の二律背反に、強力な助けとなるのが掃除用の使い捨てウエットシートの類である。ところで掃除用ウエットシートはあまりに種類が多いので何を買って使ったら良いのか思考放棄している向きも多いのではないだろうか。
選別ポイントはいろいろあるのだが、ひとつザックリとした目安にして欲しいのは、だいたい「厚手」を謳うものは吸収されている洗浄剤の液量が多い。薄手で枚数が多いほどなんとなくお得な気がしてしまうものだが、水拭き掃除をしようとするのに水分量が少なく、すぐカスカスに乾いてしまうのは興醒めだ。
その点この「極厚油よごれクリーナー」は「極厚」というだけあって厚い。しっかり湿っている。液剤にはセスキ炭酸ソーダが含まれているので、油汚れをよく落とす。
そしてこのウエットシートの能力を最大限活用するのに必須なコツがある。それは「湿布」だ。
いきなり汚れをシートでゴシゴシ拭くのではなく、汚れの上に濡れシートを被せて5分ほど湿布し、汚れを緩めるだけで汚れ落ちは格段にアップする。
ウエットシートはほどよく濡れているものなので、洗剤を噴霧する時のように、汚れを濡らし過ぎて周囲が汚れ、液だらけにならないのも良い。汚れ液を拭きとる手間がかからない。
そして拭いて汚れたら捨てられる。洗う手間がかからない。とにかく手間がかからない。
ちなみにこのシートと前述のヘラとの相性はすこぶる良い。ぜひヘラにシートを被せて汚れを擦ったり拭き取ったりして使用してみよう。傷がつくのではと気になる部分も、ヘラを安心して使うことができるだろう。
暗くて見えにくい箇所の掃除に役立つライト
大掃除にライト? そう。大掃除だからこそ、ライトだ。この住まいというもの、凸部はともかく数多の凹部には常に、圧倒的に光が足りない。そして光が足りないと、汚れが見えない。
汚れは、見えなければ無いのと同じだ。それは一つの理であり、であればと諸々割り切るのも一手だ。でも光あれば見える。汚れが見える。というわけで換気扇周辺、さまざまなフードに覆われ、凹に凹を重ねた箇所に容易に「光を与える」のが、この道具「充電式COBライト」なのである。
ダイソーにおいて330円するのは高いと言えば高いが、カラビナやらマグネットやらが付いていて、いろんなところに装着できるのと強烈な光の強さで、これを推す。若干明るさが強すぎるきらいもあるので、その場合は対象物から距離を取るなりの工夫をしたい。
かく汚れをしっかり目視、適切な道具を、適切に使うことで、大掃除は、きっと格段にラクに済むだろう。