あってよかった
セリアの防寒&防水グッズ3選。膝下まで覆える靴カバーや薄型傘袋など
2025年1月24日 08:05
足が濡れるのは夏でも不快なものだが、冬のそれといったら寒さと気持ち悪さで堪らない辛さとなる。筆者は普段から末端冷え性で、なんとか足を濡らさないよう、冬場は比較的防水性の高い皮革のブーツを着用して出かけることが多いのだが、いつも同じ靴ばかりになりがちだ。
たまにはスニーカーも履きたいが、出先で天候が変わると困る。そんな割としょうもないが切実なニーズに合致した商品を発見した。「靴カバー」、しかもロング丈だ。
実は家電 Watch内の別の連載でこんな商品を取り上げたことがあった。
関連記事:突然の雨でも靴を濡れさせない「シリコンシューズカバー」
手持ちの靴にシリコン靴を被せるようなもので、実際夏場などたまに活用する機会があった。ただこれは家を出る時点で履かせるのはいいが、カバンの中に折り畳み傘のようにスタンバイさせておくには、かさばって難しい。
しかしセリアの「靴カバー」は、ポリエチレンの厚手の袋状であり、軽くて畳めば小さく段違いにかさばらず持ち歩きやすい。その上履いてみるとかなり長い(膝下まである)。上部はゴムでぴったり覆えて安心感もある。
足のサイズ24.5cmの筆者が、スニーカー上から覆うように履くのもさして手間取らず、これでもいけると思ったが、靴底を袋で覆うと滑りやすくなりそうでリスクを感じた。
そこで靴自体が濡れてしまうのは諦めて、足(と靴下)だけ守る道もあるのではと思い、靴下上に「靴カバー」を履いてそのままスニーカーを履いたら非常に安定感があった。
袋で覆うので足回り全体が暖かくもなる。これなら突然の雨にも怯えず、スニーカーで出かけられる。
100円なのに、1パッケージに2足分も入っている。筆者は、1足分は靴の上から用に下駄箱にスタンバイさせ、1足分は畳んでポーチに入れて出かける時に常に携行するつもりだ。
濡れた傘の救世主! ポケットに忍ばせたい薄型傘袋
雪混じりの雨が降った時、傘を閉じて混んだ電車などに乗る際に周りを気にして、傘を自分の身に寄せすぎ服を濡らしてしまうことがある。上着で留まればいいが、パンツの脚部分を濡らしてしまうと長いこと冷たいし、乾かず物悲しい思いをする。
そんな時、どこかの店舗に入るために貰うあの薄い傘袋。あれがあれば便利なのに……と思うが、あれは一度使うと中がびっしょりになるので、再利用が難しい。
「使い捨て長傘袋」は、ズバリあの傘袋が自家用40枚という代物である。110円で40枚入り。意外と量が多く、驚いた。
長傘用なので縦が約73cm。折り畳み傘を使うことの多い筆者だが、畳まずそのまま突っ込んで上方を括って閉じることができる。コートのポケットに2~3枚スタンバイさせておけば、いざという時に使えるだろうし、かさばりもしない。
商品用途としては「ポスターの保管に」「子供用オムツ処理袋に」という例示があって、「オムツか、なるほどな」と思ったが、食品には対応していないそうなので、フランスパンの保存には適さないようだ。
実は筆者は少々雑な性格のため、これまでレジ袋を濡れた傘用途に持ち歩いていたのだが、一度使うと中が濡れて(当たり前だ)せっかくのレジ袋なのに再利用しようがなかった。傘袋は傘袋として持ち、適切に使っていきたい。多分物悲しさは低減するだろう。
足元も腕も温める! 薄手の万能レッグウォーマー
冬場はあまり路面のカフェの類には入らないか、長居しないようにしている。どうしても出入り口から入ってくる冷気が床を伝わり、足元を冷やすからだ。
2階、3階の店なら窓際でない限り、そこまで冷えを感じない。とはいえ足元だけ寒い場合に、コートなどを膝掛けがわりにするほかに有効なのが、レッグウォーマーの重ね履きである。厚いのから薄いのまでいろいろと所持してはいるのだが、用途が用途でものがものなので、結構失くす。手袋とか靴下と同じように、次元の狭間か魔空空間に引きずり込まれやすいのである。
悔しいが仕方ないし、とはいえ寒い、という拮抗した思いのところにスポッとハマったのがセリアのレッグウォーマーである。荷物にならない程度にまあまあ薄いがちゃんと暖かい。挙句の果てに110円。
レッグウォーマーではあるが薄手なので、実はアームカバーにもなる。上半身は厚着をすると冬場は暖房と相まって気分が悪くなりやすいが、腕だけ温めるのならそれほど暑くなりにくい。もちろん足元が冷えるならレッグに使えば良い。
近年いろいろ事情はあるのだろうが、100円ショップなのに100円ではないものが増えてきた。そんな中でセリアの商品はとりあえず全部100円(税込で110円か108円)なので、カゴに入れる際に老眼鏡を取り出す手間が省けるのが地味に助かる。
100円ショップなのだから100円であって欲しい。これもまたしょうもないが切実なニーズである。そんな心や身体の隙間を地味に埋めつつ、寒い冬を乗り切っていく所存である。