やじうまミニレビュー

ステンレスボトルを奥までガッツリ洗える、便利な掃除ツール

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
マーナ「チャチャット マイボトル・水筒洗い K472」

 ステンレスボトルは、熱い飲み物を熱く、冷たい飲み物を冷えたままキープしてくれる便利なアイテムだが、1つ困るのが、内部を洗いにくい点だ。スリムで持ち運びやすいのは良いが、口径が狭いため、中に手を入れて洗うのが難しい。

 そこでマーナの「チャチャット マイボトル水筒洗い K472(以下、水筒洗い)」を使ってみた。スティック型のお掃除ブラシで、細身のステンレスボトルも隅まで洗えるというものだ。

メーカーマーナ
製品名チャチャット マイボトル・水筒洗い K472
希望小売価格669円(税込)
購入場所Amazon.co.jp
購入価格596円

 水筒洗いは、プラスチックの棒と、ハード樹脂加工が施されたカバーがセットになっている。棒にはフックが付いていて、カバーを装着すれば外れない仕組みだ。

 カバーに触れてみると、紙ヤスリのようにざらっとしていて、固い。表面はアクリル素材で毛羽立ち、これで茶渋などの汚れを落とすという。

 水筒洗いの先端は、L字型に曲がっていて、内容器の隅や口の周りの洗いにくい場所にフィットする。

シンプルなパッケージ
カバーは外せる
カバーはアクリル素材で表面はザラザラと毛羽立っている。カバーの端に穴が開いていて、棒のフックにひっかけて装着されている
L字型に先端が曲がっている。これにより内容器の隅まで届く

 カバーを付けた状態の本体サイズは約46×253×40mm(幅×奥行き×高さ)、本体重量は約100g。カバーの色はピンクとグリーンがあり、今回はグリーンを選んだ。

洗剤を使わずに、水だけで洗える

 さっそく使ってみよう。水筒洗いは、水に濡らすだけで使える。洗剤を使わなくて良いので、手荒れしやすい人にも優しいし、容器の内側に洗剤が残る心配もいらない。

 口径約55mmで容量350mlのステンレスボトルで試したところ、奥まで難なく入った。水筒洗いの先端が、ボトルの内容器の底面に届き、隅までゴシゴシできる。

高さ16cmのステンレスボトルに、すっぽりと奥まで入った。使用したのは、ドウシシャの「HALEIWA HGMC350」
口の内側の洗いにくい隅まで届く
水筒洗いの先端は平らなので、ボトルの底面に密着して洗える

 次にもっとスリムな容量340mlのステンレスボトル、象印マホービンの「TUFF SM-PA34」に使ってみよう。こちらは口径35mmととても細身だ。水筒洗いが突っかえるのではないかと、恐る恐る差し込んでみると、押し込むようにすれば、ギリギリ奥まで入った。

 内容器の底面や側面、口の脇などにも、しっかりと水筒洗いの先端が届いて、洗える。これは便利だ。

口径35mmのステンレスボトルで試してみた
横幅はギリギリだ
奥までしっかり収まった

 ステンレスボトルには、いつも水やお茶を入れて持ち歩いている。ひどい汚れが付いた経験はないので、水筒洗いによって劇的に汚れが落ちるような変化は見られなかった。だが、水筒洗いでこまめに手入れするようになってから、ボトルに残っていたお茶のニオイがなんとなく薄れた気がする。また、茶渋や着色汚れのようなものは残らなくなった。

 ほかに、普通のコップやマグカップにも使えるが、あまりゴシゴシと力を入れすぎると、素材を傷めるので気を付けよう。細身のシャンパングラスを奥まで洗うにも便利そうだと思ったが、ガラスに傷が付くのでやめた。

 気になった点を挙げるなら、カバーが分厚いため、使用後に乾くまで時間がかかるという点だ。一晩室内で干しても、カバーの内布は湿っていた。なるべく室外や日当たりの良い場所に干したほうが良さそうだ。

マグカップなどにも使えるが、こすりすぎると食器を傷めるので気を付けよう
カバーは外して洗える

ステンレスボトルの手入れに便利

フック穴が付いているので、手の届きやすい場所に引っ掛けておける

 手の届かないボトルの奥まで届いて、しっかり洗える水筒洗いは便利だ。グリップ部の端にフック穴があるので、キッチンに掛けておける。

 スリムなステンレスボトルの洗い方にお困りの方、柔らかいスポンジではイマイチ汚れがとれないと感じている方は、試してみてはいかがだろうか。

小林 樹