やじうまミニレビュー
アーネスト「米(マイ)スターボウル」
アーネスト「米(マイ)スターボウル」 |
というわけで、今回紹介するのは上手な米研ぎが簡単にできるという米研ぎ専用のボウル、アーネストの「米(マイ)スターボウル」だ。米(マイ)スターとしてテレビなどにも出演され、自身で米専門店を経営されている西島豊造氏と共同開発した製品で、米をおいしく研ぐためのボウルだという。
メーカー | アーネスト |
製品名 | 米(マイ)スターボウル |
希望小売価格 | 2,980円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 2,497円 |
本体サイズは270×240×100mm(幅×奥行き×高さ)で、一般的なボウルと比べるとちょっと大きめ。内径22cmで、底部分が広く、入り口部分も大きく取られている。なにより特徴的なのは、底面についている234個の凸だ。まるで大根おろしのすり下ろし部分のようにも見えるが、先が尖っているわけではなく触っても怪我をすることはない。また、側面に細かい穴が開いている水切り口が設けられていたり、底面には滑り止めのシリコンゴムが張られているなど普通のボウルとはちょっと違う工夫がたくさんある。
製品本体 | 製品側面。本体サイズは270×240×100mm(幅×奥行き×高さ)で、普通のボウルと比べるとやや大きめ | 底面には滑り止めのシリコンゴムが張られている |
水切り口には、水切り用の細かい穴が開いている | 底面には234個の凸部が設けられている |
というわけでさっそく使ってみよう、といきたいのだが、この製品では米の研ぎ方が写真付きで細かく指導されている。実は以前にテレビでこの製品の監修をしている西島豊造氏が、実際に米の研ぎ方を指南しているシーンを見かけたことがあるのだが、米の研ぎ方一つで米の味というのはグット違ってくるという。というわけで、指導の通りに米を研いでいこう。
米研ぎの手順は大きく分けると3つ。
1.「すすぐ」
米が浸る程度まで水を入れて、かるくかき混ぜる。これを2回繰り返す。
2.「研ぐ」
水切りして、米を底部の凸部でこするように全体を15~20回かき回す。
3.「とぎ汁を洗い流す」
米が浸るまで水を入れて軽くかき混ぜる。これを2回繰り返す。
かかる時間は3分程度で、これまでのやり方に比べると短いほどだった。なお、容量は1~5合までとなっている。
パッケージの裏面には米の研ぎ方が写真入りで細かく説明されている | まずは米をすすぐ | 水切り口が設けられているため、水を捨てるのがやりやすい |
手順通りに従って米を研いで、まず驚いたのが、ボウルの中に溜まったとぎ汁の白さ。これまではザルで洗うように米を研いでいたため、とぎ汁の色をしっかり確認することがなかったが、こんなに白くなるんだというほど真っ白の水が溜まっている。改めて米を研ぐことの意義を実感した。手順通りに従って米を研いで、内釜に移すといつもよりずっと澄んだ水になった。
米を研ぐと、みるみるボウルの中にあった水が真っ白になった | 時間はいつもと一緒でも内釜に移した時の水はいつもよりも澄んでいた | 米以外にもパスタも水切りなどにも使える |
この製品の良いところは、手順さえ覚えてしまえば誰でも同じようにお米が研げるところ。私が昔母から教わった米研ぎは、米を下側からすくい上げるようにして、ギュッと力を入れるという方法で、力の入れ具合などにコツあって、難しかった。米(マイ)スターボウルの場合、下に凸があるのでそれほど力を入れなくても、米の表面がしっかりこすれる。そのため、余計な力が必要ないのだ。
逆に力を入れすぎると下の凹凸に米があたって米が砕けてしまうので、昔からの米の研ぎ方が身体に染みついているという人には、この製品は向いていないかもしれない。
米研ぎ専用の製品だけあって、米研ぎに特化した工夫が各工程で見える。まず水をきちんと溜めることで、ちょっとしたゴミや欠けてしまった米が自然に表面に浮いてくる。水の捨て口も、メッシュがついていることで、水流が一つにまとまらず、米が流されにくい。手順をしっかり踏むことで、よりおいしい米が炊けるというのも再発見だった。
これまでは100円均一で買ったザルで米を研いでいたが、仕上がりの差は歴然。かかる時間は同じでも、内釜に移した時の水の色や、米の形(欠けていない)など、使い始めた当初は米研ぎにハマってしまったほどだ。ちょっとでもおいしいご飯を炊きたいなら購入する価値はあると思う。
2010年 2月 2日 00:00
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