やじうまミニレビュー
水に触れずに米とぎできるカップ
by 片岡 義明(2013/10/16 00:00)
これから冬に向けて寒くなるにつれて、辛くなってくるのが“米とぎ”だ。冷たい水に手を入れて何度も洗うことを思うと、ご飯を炊くのがとても億劫になってしまう。今回紹介する「米(まい)こさん」は、そのような人の悩みを解決する“水流式米とぎ器”だ。容器に米を入れて蓋をして、勢いよく蛇口から水流を流すだけでスピーディーに米とぎを行なえる。
メーカー | 石丸合成樹脂 |
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製品名 | 米こさん |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 714円 |
見た目は大きめの蓋付き計量カップのようなデザインで、サイズは150×125×140mm(幅×奥行き×高さ)。カップ部は半透明の樹脂製で、米の量と水の量がわかる目盛りが記されている。ハンドルは大きすぎず小さすぎず適度な大きさで持ちやすい。一度に入れられる米の量は3合までとなっている。
蓋には金網の注水口があるほか、縦長の排水スリットの穴が空いている。
使用する際は、米を適量入れてから蓋をする。蓋をするときに、注水口とハンドルの中心が直線になるようにして被せる必要がある。蓋にロック機構はないが、少し押し込むだけでしっかりと固定できる。
蓋をしたら、注水口の金網が蛇口の真下に位置するようにカップを水平に置き、それから蛇口をいっぱいに捻って水を勢いよく注ぐ。このとき蛇口にシャワー機能がある時でも、シャワーではなくストレートにして水圧を高めるのがコツだ。水の勢いが弱いと米の動きが鈍くなるので、思い切って水を勢いよく流す。すると、容器内で米が踊るように回転するのが見える。
とぎ時間は、水が容器内に満タンになって米が回転し始めてから約30~40秒で完了する。時間が来たら蛇口を閉めて、蓋を被せたまま容器を傾けて排水する。蓋を抑えながら逆さにすればきちんと最後まで排水できる。そのまま米を炊飯器に入れてもいいが、カップの水量目盛りを参考に水を入れてから水と米を一緒に入れたほうが労力を省ける。
もし米が回転しない場合は、注水口に直接蛇口を付けたり、水を出すのを止めてから水を満タンにした容器を上下にシャカシャカと振ったりするように説明書には記載されている。後者の方法なら水を出しっぱなしにする必要がなく節水にはなるものの、容器に水を満たすとそれなりに重くて振るのが大変だし、冬場はこぼれた水が手にかかって冷たいので、あまりおすすめはできない。