家電製品レビュー

ハンドブレンダーの大本命! 進化したブラウンの最新モデルをチェック!

ブラウン マルチクイック ハンドブレンダー MQ775。同社のラインナップでもハイエンドの高級モデル

 仕事柄、結婚祝いにおすすめの家電は? と聞かれることが多い。調理家電で探しているならば、私はいつも迷わずブラウンのハンドブレンダーを薦めている。多機能、メンテナンス、サイズなど理由は色々あるが、自身がもう何年も愛用していて、満足度が高いというのが一番。今回は、新しい機能を搭載した新モデルを紹介しよう。

 今年2月に発売した「ブラウン マルチクイック ハンドブレンダー MQ775」の一番の特徴は、攪拌スピードを自分の手の握り具合で調節できるということ。一般的なハンドブレンダーは回転スピードの調節にダイヤルやボタンを使うが、MQ775では、ハンドル部分を強く握れば、回転が早く、弱く握れば回転が遅くなるという仕組みだ。食材の様子を見ながら、回転スピードを感覚的に調節できるというのは、これまでのハンドブレンダーにはなかった機能だ。

メーカー名 ブラウン
製品名 マルチクイック ハンドブレンダー MQ775
希望小売価格 オープンプライス
購入場所 Amazon.co.jp
購入価格 19,590円
左が5年来愛用しているブラウンのハンドブレンダー。今でも十分使える。右が新モデル。スタイリッシュでクールなイメージのデザインになった
回転スピードの調整は、旧モデルでは上部のダイヤルで調整していた
MQ775では、握る力の強さで回転スピードを調整する
上部はロックボタンになっている。ロックボタンを押しながらでないと、動作しない仕組み
1台7役の多機能モデルだけあって、付属品が多い

 MQ775でできることはたくさんある。つぶす、混ぜる、泡立てる、刻む、スライス、千切り、こねると1台7役という頼もしさだ。フルーツのフレッシュジュースも、グリーンスムージーも、ケーキ作りも、タマネギのみじん切りも、生クリームの泡立ても全てこれ一台でできる。いつもの生活で毎日使える、まさに“これさえあれば!”の一台なのだ。

 多機能なだけに、本体部品は多い。容量1.5Lのフードプロセッサー、こねベラ、ブレンダー、泡立て器、2種類の千切りツールにスライサー、スムージーなどをそのまま作れる専用計量カップなども付属する。

 個人的に注目したいのは、フードプロセッサーの容量が1.5Lと大きいこと。機種によっては300〜500mlと小さめのものもあるが、料理好きで、家族が3人以上なら絶対に大容量をお薦めする。ハンバーグのお肉だって、タマネギのみじん切りだって、パン作りだって、一度に作業が済むので、作業時間の時短につながる。

低速と高速を組み合わせて、生パスタを簡単に

 まずは、新モデルから搭載したグリップスピード調節機能を活かして、生パスタを作った。パンや生パスタを作ったことがある人ならわかるだろうが、手で粉をこねるって結構大変。粉と水、油などの材料を万遍なく混ぜるには、コツがあるし、調理台の周りが粉だらけになってしまうってことも……しかし、MQ775を使えば、本当にあっという間にできる。

 コツは、最初は低速で撹拌すること。手の握り具合で極力弱くして、粉がポロポロになるまで回転スピードを極力弱いままにして、その後は、少しスピードを上げる。材料がひと固まりになったら、完成だ。材料を入れて、撹拌して、生地が1つになるまで、かかった時間は5分ほど。粉が周りに広がってしまうこともないし、本当にあっという間にできる。できた生地は取り出して、1つにまとめたら、冷蔵庫で90分ほど、寝かしておく。

こね羽根を装着したフードプロセッサー
卵や小麦粉などの材料を入れたらフタをして本体をセット
最初は弱く握って、低い回転で回す
材料が行き渡って粉がポロポロになるまでゆっくり回す
その後、早い回転で回して生地が固まってきたら取り出す
取り出した生地は打ち粉をして丸くまとめたら、ラップをして冷蔵庫で寝かしておく

 その間に今度はパスタのソース作り。ブレンダーを使えば、滑らかなトマトソースがあっという間にできてしまう。ニンニク、タマネギをよく炒めたら、そこにトマト缶をまるごと投入。そのまま20分ほど煮込んだら、ブレンダーで一気にソースに仕上げる。好みでキノコやツナなどを投入すると、ボリュームのある本格的なトマトソースの完成だ。

タマネギ、ニンニクを炒めたらトマト缶を投入。そのまま20分ほど煮込む
鍋にそのままブレンダーを入れて、中を攪拌する

 寝かしておいた生地を伸ばして、細長く切ったら、1分半ほど熱湯で茹でれば、本格的な生パスタが自宅で手軽に楽しめる。生地の硬さや、麺の細さなど自分で調節できるほか、ラビオリやラザニアなど、アレンジも簡単にできる。生パスタというと、専門店で味わう、本格的な料理というイメージだが、MQ775があれば週末の午後、思い立ってすぐに作ることができる。

寝かしておいた生地を麺棒などで伸ばす
包丁で細長く切る
1分半ほど茹でたらそのままトマトソースとよく和える
本格的な生パスタが自宅で手軽に楽しめる

バナナジュースやキウイジュースは高速回転で一気に仕上げる

 我が家で使用頻度が高いのは、ブレンダーと専用容器を組み合わせて作るフレッシュジュース。今の時期なら氷を加えて、冷たく仕上げるのがおすすめ。高速回転で氷も一気に砕くので、口当たりのいい滑らかなジュースができる。

 キウイなら栄養価の高い皮ごと一気に撹拌。こちらも高速回転で皮も粉々にしてくれるので、口当たりの良いなめらかなジュースが楽しめる。

定番のバナナジュース。バナナに牛乳、氷を計量カップに入れる。1分もかからず冷たいバナナジュースのできあがり
皮ごとのキウイとブルーベリー、牛乳を入れる。こちらもあっという間になめらかなジュースの完成

 ブレンダーで作る自家製マヨネーズもオススメ。サラダ油、卵黄、塩、胡椒などの材料に加えて、今回はピクルスも一緒に攪拌。エビフライにぴったりなタルタルソース風のマヨネーズができあがった。調味料まで手作りすると、それだけでいつもの料理がワンランクおいしくなる。

一般的なマヨネーズの材料にピクルスを加える
一緒に攪拌するとあっという間に、オリジナルマヨネーズの完成
エビフライなどにぴったりのタルタルソース風に仕上がった

ハンバーグやサラダなど、カッター機能が大活躍

 フードプロセッサーも、毎日の料理で大活躍だ。容量が大きいので、タマネギのみじん切りもあっという間。小ぶりなタマネギなら3個一気にみじん切りできる。

容量が大きいので、小ぶりなタマネギ3個を一気にみじん切りにできる
細かいみじん切りは、ハンバーグやミートソースを作る時に大活躍

 夏野菜がおいしい今の時期、キュウリのスライスや細切りもMQ775を使えばあっという間だ。細かくスライスしたキュウリは素麺のトッピングしたり、細切りしたキュウリとニンジンを使って、見た目も涼しげな春雨サラダを作ったりと毎日の食卓で大活躍だ。

太い方の千切りツールでキュウリをカット
キュウリは上の投入口から入れる
専用の棒で最後までしっかりカットできる
できあがり
素麺や冷やし中華のトッピングにピッタリだ
細い方の千切りツールを使う
なるべく長く千切りしたいので、投入口に合わせてニンジンをカット
きれいな千切りが完成した
続いてキュウリも同様に千切り
涼しげな春雨サラダの完成
最後までカットできないようで、カッターの上には野菜が残ってしまった

 細切りは、包丁で丁寧にやると時間も神経も使うが、MQ775なら野菜を冷蔵庫から取り出してから5分できれいな細切りが完成。投入口に合うサイズに切る、カッターの上に野菜が少し残ってしまうなど、多少の手間はあるものの、時間の短さと仕上がりを考えれば断然MQ775を使った方が良い。

お菓子作りに便利な泡立て器

 普段の生活ではちょっとハードルが高いお菓子作りもMQ775があれば、あっという間に完成。ケーキやブラウニーなどは、なにより泡立てが大事だが、泡立て器アタッチメントを使えばフワフワの生地が失敗なく作れる。今回作ったブラウニーは、ココアパウダーを効かして、ちょっと大人の味付けに仕上げた。甘すぎない自分好みのケーキが作れるのは、手作りならではだ。

泡立て器を使ってお菓子作りに挑戦
卵が白くなるまで入念に泡立てるのがポイント
ココアパウダーを加えてチョコブラウニーを作る
焼き上がり。少し寝かせておいてから食べると、しっとりしておいしい

食洗機OKだから、使用頻度が増す

 フードプロセッサーは、本体サイズもそれなりにあるし、部品も多い。お手入れがしにくいと、たとえどんなに便利でも使用頻度が低くなってしまう。その点、MQ775は、フードプロセッサーの接続部と、泡立て器以外は全て食器洗い乾燥機OK。使い終わったらそのまま食器洗い乾燥機に入れればいいので、毎日でも使いたくなってしまう。

 食器洗い乾燥機がないという人でも、付属の専用容器に洗剤とぬるま湯を入れて、10〜20秒スイッチを入れるだけで、ブレンダーのお手入れは簡単にできる。

料理が楽しくなる多機能フードプロセッサー

 とにかく多機能なので、使い始めは使いこなせるか心配だったが、そんな心配は無用だった。みじん切り、細切り、スライス、攪拌など手でやると時間も神経も使う作業が、MQ775があればあっという間に終わるので、調理時間の短縮はもちろん、料理が楽しくなる。

 フードプロセッサーの老舗ならではの、使い勝手と機能を備えた“間違いない一台”だ。

(阿部 夏子)