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ライドもSUPも釣りも大満足!! 泊まって楽しむ南伊豆e-bikeツアー
2023年11月10日 10:00
e-bike Watchではe-bike関連のイベントにも注力していますが、今回は静岡県南伊豆町の宿泊施設「JU-ZA CYCLE YADO Minamiizu」とコラボ。10月7~8日に「SEA × CYCLE Minamiizu 2023」を開催しました。
これまでe-bike Watchが関わってきたイベントとの大きな違いは、宿泊とセットでの開催であること。メインは8日のe-bikeライドですが、前日からJU-ZAに泊まることで朝から南伊豆の素晴らしい環境でのライドを満喫できるだけでなく、前日には近くの海でSUPや釣りを楽しめます。
宿泊付きイベントならではの魅力が!!
伊豆半島の先端にある南伊豆町の子浦にJU-ZAはあります。歩いてすぐに子浦漁港のある漁師町です。宿にチェックイン後に参加者たちは、その環境を活かしてSUPや釣りといったアクティビティを楽しみました。
子浦漁港は釣りのスポットとしても人気で、堤防では多くの人が釣りを楽しんでいました。参加者も釣り糸を垂れるとすぐに引きがあったようですが、釣り上げるのにはちょっと苦労していた様子。使用した釣具は、実はシマノからお借りしたもの。e-bikeと釣りが結びつく人は少数派かもしれませんが、結構距離が近いのかもしれません。
アクティビティを楽しんだ後は、宿に帰って食事の時間。食卓には地元でとれた魚介類のお刺し身が並び、かなり豪華な内容でした。みんなで自己紹介などしながら食卓を囲むと、自然と会話もはずみます。こうしたライドイベントでは参加者同士は当日顔を合わせることが多く、仲良くなった頃にはイベントが終わってしまう場合が少なくないですが、前日にお互いのことを知っておくとライドがより楽しめそうです。
ライドの前日に参加者が揃っているので、翌日に向けたブリーフィングも夜のうちに済ませておくことができます。ライド中の注意点などの説明だけでなく、実際に乗るe-bike4車種の解説も行ないました。ちなみに今回はBESV「CF1 LINO」、SMALO「LX2」、MERIDA「ePASSPORT CC 400 EQ」、ミヤタ「CRUISE i URBAN 5080」を用意。ほかにも最新ポータブル電源の体験、アウトドアで役立つアイテムがプレゼントされるじゃんけん大会など楽しめる内容です。
約40kmのコースだけど初心者でも走れる
イベントの本番は8日のグループライド。ユネスコジオパークにも認定されている南伊豆の自然の中を走ります。この日は午後から天気が崩れる予報もあって、スタート時間を早めて出発しました。
この周辺は海と山がかなり近い地形なので、景色の良いスポットが数多くありますが、その分坂も多い。子浦を出発しても、すぐに坂を上る必要があります。ある意味、e-bike向きともいえる地形。初めてe-bikeに乗るという参加者も少なくなかったので、そのアシストによって楽に坂を上っていけることに驚いていました。
コースの前半は内陸部を走りますが、後半は海沿いの眺めの良いルートが多く、絶景スポットにも出会えます。アシストのない自転車だと、なかなかアクセスすることが難しいところにもe-bikeなら楽にたどり着くことができました。
参加者の多くが印象に残っていると言っていたのが、コースの最後に偶然通りかかった駄菓子屋さん。地元のオーナーさんが日曜日だけ開いているそうで、下見のときには閉まっていて気が付きませんでした。店内には、ある世代以上には昔懐かしい駄菓子が並び、若い世代の参加者には新鮮だったそうです。サイドバッグも持って行ったので、お土産に買って行くこともできました。
最後に参加者のみなさんの感想を簡単に紹介しておきます。
埼玉から中学生の娘さんと2人で参加された伊東さんは、「普段は運動していないのですが、自然の中を走った心地良い疲労感。家の中にいると親子の会話もあまりないけど、一緒に参加して会話が弾みました」とのこと。親子でSUPを体験したり、2日間とても楽しそうに過ごしていました。
<伊東さん親子>
普段はロードバイクに乗っている中村さんは、今回のガイドツアーも愛車で走りたいという思いもあったそうですが、「実はe-bikeは自分には必要ないと思っていたのですが、いろいろな車種を乗り比べてそれぞれに特徴があっておもしろいことがわかり、選択肢としてアリだと思うようになりました。ロードバイクとe-bikeで走る夫婦の話なども聞けて本当に参考になりました」。
<ロードバイク乗りの中村さん>
普段は自転車にはまったく乗らないという居木さんは「何十年ぶりかに自転車に乗りましたが、体が覚えていることにびっくり。40kmも走れるか不安がありましたが、ペースを合わせてもらえたこともあってe-bikeのアシストのおかげで走り切れました。自信になった」と充実した表情で語ってくれました。参加したSUPも楽しかったそうです。
<何十年ぶりの自転車に乗った居木さん>
11月に南伊豆で開催されるウルトラマラソンに参加予定で、その下見も兼ねて参加したという稲尾さんは、コース前半はアシストを使わずに走ったという強者。「アシストをONにしたら“こんなに楽なのか!”と驚きました。下り坂でスピードを出しても、ブレーキがしっかり効くので安心して走れました」とのこと。
<ウルトラマラソンの下見も兼ねて参加した稲尾さん>
すでにe-bikeオーナーの広瀬さんはなかなか試乗できないSMALO「LX2」に乗ることが目的で参加されました。「最新技術のかたまりのようなところにグッときました。はじめは自動変速とアシストの具合がつかめずに戸惑いましたが、その特性を掴むとペダルを回すだけでスイスイ走ってくれますね」とインプレッションを話してくれました。
<SMALO「LX2」試乗が目的で参加した広瀬さん>
性別や年齢層、体力レベルなどのバックグラウンドはかなりバラバラな5人でしたが、ペースを合わせて走れて、その上で楽しめるのがe-bikeの魅力。前日から交流を深めていたこともあって、ライド中も会話が弾んでいました。e-bike Watchでは今後もこういうイベントに注力していますので、興味を持ってくれた方はぜひ一緒に走りましょう!!