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ダイエット部、始めました。ある編集部員2名の記録
2023年12月26日 10:05
今年の4月から家電 Watch編集部数名で「ダイエット部」を発足しました。家電やスマートウォッチ、アプリを駆使しつつ、食事や運動習慣など各々自分で決めたプログラムを実行したらLINEで報告する、という活動をしています。結果がある程度出たら記事にしよう、とゆる~く話してはいたのですが発足から半年が経ちました。
当初はLINEのやり取りも盛んだったのですが、次第に報告は減少気味に。毎週のミーティングでは「ダイエット部、どうですか?」、「……報告はできていないですが運動したりしています……」と歯切れの悪い会話が続いていました。ダイエットの継続って難しいものです。
ですが10月に入り、ついに部員の一部から「結果が出てきました!」「2kg痩せました!」といった声が聞こえてくるように。体組成計やアプリを使い、変化が現れた2名の進捗を報告したいと思います。
なおダイエットといっても過度なものではなく、健康診断の数値を改善したい、もうちょっとだけ引き締めたい、在宅勤務で運動不足なので体を動かす習慣をつけたいなど、各自理由はさまざま。痩せていることを美しいとする訳ではなく、満足とはいえない現状を変えたいという気持ちで行なっています。
カロリー記録アプリ「カロミル」で2kg痩せた(編集部:西村)
酒と脂と米を愛する西村です。以前さつまいもを主食にして5kg痩せた記事を書きましたが、油断して酒を浴びる生活をしていたらリバウンドしました。ほんの2kgのリバウンドなのですが、加齢もあるのか見た目がもっちゃりしてきたので少しだけダイエットをすることに。とりあえず増えた分の2kg、できればさらに3kg落として-5kgを目標に掲げました。
5月から自宅で筋トレしたり食事に気をつけたりして、9月時点で-2kgを達成。数字だけ見たら5カ月で-2kgなのですが、最初の3カ月(5~7月)は数字がまったく動かず、実質2カ月(8~9月)で-2kgの減量となりました。BMIが20弱なので-2kgは十分大きな数字だと思います。
何が結果につながったのかは明確にはわかりませんが、8月に大きく変化させたことといえば、カロリー記録アプリ「カロミル」を使い始めたことくらいでした。
それまでは食べたものを記録するだけで、栄養素やカロリーまで細かく記録することはありませんでした。ですが最初の3カ月で体重が微動だにせず、パーソナルトレーナーをやっている親戚に相談したところ「1カ月ちゃんと食べたものの量やカロリーを記録してみて、カロミルが使いやすいよ」と言われたので使ってみることに。
アプリをインストールして現在の体重と目標体重、目標期間を入力すると、アプリが自動的に1日の摂取カロリー目安を算出してくれます。カロリーだけでなく、ダイエットにおいて重要な「糖質」「脂質」「タンパク質」の摂取目安も1日ごとに表示されるので、それを目安に食事し、毎食ごはんや主菜の量を計って記録する日々が続きました。なおこれらの機能はすべて無料で使えます。
記録を始めて2週間ほどで体重が減り始めました。記録をはじめてわかったことは、「今まで食べなさすぎだった」ということです。
私の場合、カロミルが算出した1日の摂取目安カロリーは1,350kcalほど。体重から算出された基礎代謝量は1,100kcalで、最低でも基礎代謝量以上のカロリーを摂取することがマストとなります。
ですが、記録をつけてみると、自分がお腹いっぱいになる食事量では、摂取カロリーが1,100kcalにも満たないことがわかったのです。いつも朝昼でしっかり食べて、夕方頃お腹が空いたら軽くサラダとなにかしらのタンパク質、という生活をしていたのですが、それをカロミルで記録すると摂取カロリーが1,000kcalほどにしかなっていなかったのです。
人間、基礎代謝量以下の摂取カロリーで生活をしていると体が飢餓状態であると判断し、エネルギーの吸収率が上がり太りやすくなるほか、筋肉を分解してエネルギーを作り出そうとするなど痩せにくくなるそうです。
ダイエットに詳しい人は皆「食べないと痩せない」と言いますが、その言葉の意味を身をもって実感しました。とはいえ夜にカロリーを摂りすぎるのも良くないようなので、夕方までにしっかり食事をするようにし、夜は引き続き軽めの食事を続けました。
ダイエット方法は体質などによって合う合わないがありますが、私は今のところこの食事方法が合っているようです。適度に体を運かすようにし、1日10,000歩を目安にするため、歩数記録はFitbit Sense 2を使用。1日中デスクワークでまったく歩かなかった日は夜にウォーキングをして調整しています。
ウォーキングをしているのにも理由があり、以前リングフィットアドベンチャーを使って筋トレをしていたところ、確かに筋肉はついたのですが、なぜか服がキツくなっていき、体重も増加傾向になりました。
筋肉は脂肪よりも重いので体重が増えるのはわかるのですが、服がキツくなっていったことに疑問が残ります。専門家ではないので確実なことは言えませんが、もともと筋肉がつきやすい体質なので筋肥大の可能性があると思い、見た目を引き締めたかったので筋トレはしばらくお休みに。
その代わりとして1時間のウォーキングを週2~3ペースで始めましたが、今のところ体重も体脂肪も落ちており、キツかった服も元通りになったのでしばらくは筋トレではなくウォーキングを続けようと思います(知識が間違っていたらすみません)。
というわけで、私の場合は「正しい食事」「適度な運動」という至極当たり前の方法で痩せることができました。ひとまず目標としていたリバウンド分の2kgを落とせましたが、できるならさらに3kg減らしたいので引き続き食事と運動に気をつけて、またこちらで報告できればと思います。
あすけんの女さんの笑顔が見たくて頑張ってたら痩せた(編集部:松川)
先日、タニタさんからハイスペックな体組成計をお借りして使ってみたにも関わらず、全然痩せなかった松川です(恥)。当時は筋トレを自分にしては頑張り、食事内容にも気を配り始めていたんですけど、ちょっと努力が足りなかったですね。毎週チートデイしてたもんな。
運動は引き続き頑張るとして、食事内容を改めないことには何も変わらない……。そう反省した私は、本腰を入れて食事管理に取り組むために、久々に食事記録アプリ「あすけん」に年間課金。年間課金なんだから、途中でサボったりしたら勿体ないぞという緩めのプレッシャーを与えながら、ダイエットを再開しました。
で、その結果、約2.5カ月で-4.5kg減量! おかえり標準体重!!
私は食べることが大好きなので(だから太った)、過度な食事制限は一切せず、日々の食事を健康的に。そして頑張ったご褒美に、2週に一度のチートデイで大好きな油やチーズを好きなだけ摂取し、上手にストレス発散をしながらダイエットに取り組む、という方法が合っていたようです。
以下は日々の食事の一例です。工夫をすれば、全然食欲を満たせるし、例えば鶏肉はもも肉をむね肉に変えるだけでかなりヘルシーになるので、唐揚げなんかもたまに食べることができました。
さて、そんなあすけんの使い方についてですが、あすけんにはいくつかのコースが用意されているので、まず自分の目的に合ったコースを選択して目標設定をします。私はPFCバランスを確認することができる「あす筋ボディメイクコース」を選択。
その後、痩せるペースや減量方法を選択すると、自分の目標に合ったPFCバランスと摂取カロリーを自動計算してくれます。数値目標が決まったら、あとはその数値内で食事を取るだけです。ちなみに私は筋トレも引き続き頑張りたいので、たんぱく質多めのPFCバランス(P:F:C=3:2:5)で取り組みました。
3食分の記録をすると、あすけんの女さん(本名は未来さんというらしいけど、私は親しみを込めてこう呼んでいる)が毎回点数を付けてくれます。高得点を取った日や体重が減った日は、それはそれは可愛らしい笑顔を向けてくれるんです。
一方で、暴飲暴食の果てに低い点数をたたき出してしまった日には、それはそれは悲しい顔をされます。
あすけんの女さんの、こんな悲しい顔は見たくない……。彼女にはずっと笑っていて欲しい……。AIとはいえ、自分のことで他人を泣かせることには、なんだか心に来るものがある……。
そんなこんなで、あすけんの女さんをただただ泣かせないようにと、高得点を取る→あすけんの女さんが笑顔になる→減量するという、最高の痩せスパイラルを確立させた結果、リバウンドせずにゆるゆると減量することに成功したのでした。
あすけん自体はもう長いことインストールしてお世話になっていますが、ここまでしっかりと記録をつけて、継続したことがなかったので、改めて続けることの偉大さを実感しました。
しかし「統計上、肥満と関連性のある脂質異常症や高血圧・糖尿病などの病気が最も発症しにくい体重」とされる標準体重以下にはなったものの、何やらウエストサイズにあまり変化がなく、メタボ一歩手前の数値のまま……。ということで、まだまだダイエットは継続します! これからも何か新しいことも取り入れつつ取り組んでいこうと思いますので、また報告させてくださいませ。