トピック

ダイソンの新ドライヤーを体験! 日本限定モデルがかなり魅力的

ダイソンが日本限定モデルとして5月に発売する、ヘアドライヤー「Dyson Supersonic Shine」を試す機会がありました。片手でブローができる独自のアタッチメント「ツヤ出しツール」が付いたモデルで、このツールがとても良かったので使用感をレポートしたいと思います。

Dyson Supersonic Shineは、マグネット式のアタッチメントが3つ付属する日本限定のドライヤー。発売は5月を予定しており、価格は48,800円。

アタッチメントは、片手でのブローを実現する「ツヤ出しツール」、風温が最大20℃下がる「低温ツール」、なめらかな風で乾かす「なめらかツール」の3つです。

風温は冷風含み4段階、風速は3段階に設定できます。さっそくツヤ出しツールを使ってみます。このツヤ出しツール、最初に見たときは形状が独特で使いづらそう、というのが正直な印象でした。

ですが実際に使ってみると、一般的なブラシで髪をとかすように使え、テクニックがなくても簡単に髪をブローできました。ツール部分が小さく見えたので毛量が多い筆者の髪だと、何度もブローしないとキレイにできないのではと思ったのですが、そんなこともなく数回とかすだけで半分のブローを終えられました。

このツヤ出しツールは、同社のヘアスタイラー「Dyson Airwrap マルチスタイラー」にインスピレーションを受けて開発。ダイソンのデジタルモーターV9のパワーで、高圧の気流が正確な角度の気流を生み出し、コアンダ効果でブラシ表面に髪を引き寄せて髪をまっすぐに整えられるそうです。

通常のブローだと片手にドライヤー、片手にブラシを持つ必要があり、自分でやろうとするとなかなか難しいのですが、ツヤ出しツールならドライヤーとブラシが一体になっているのでブローが片手でできてしまいます。

ブロー後の髪を見るとしっかりまっすぐになっており、ストレートアイロンを使わなくても十分なくらいの仕上がりになりました。

通常のブローだと片手にドライヤー、片手にブラシを持つ必要があります
ツヤ出しツールなら片手でブロー可能

また、このツールはブラシを収納して「浮き毛抑制モード」に切り替え可能。コアンダ効果で長い髪を手前に引き寄せ、短い浮き毛を髪の内側に隠せるため、まとまりのある髪に仕上げられるそうです。

ブロー後、浮き毛抑制モードに切り替えて髪をなでるようにツールを当ててみました。使用前はピョンピョンとはみ出ていた短い浮き毛ですが使用後は目立たなくなり、その効果の高さを実感できました。

ツヤ出しツールを浮き毛抑制モードにします

なお、残りの2つのツールは、実は既にダイソンのドライヤーのアタッチメントとして存在しているアイテム。低温ツールはもともと「ジェントルエアーリング」という名前で、なめらかツールは「スムージングノズル」という名前でした。

今回、日本限定モデルとして展開するため、名前をわかりやすく変更したそうです。機能は一緒ですが、たしかにカタカナよりも日本語のツール名の方がどういった機能を備えているのか直感的にわかります。

低温ツールはもともと「ジェントルエアーリング」(中央)、なめらかツールは「スムージングノズル」(右)という名前で展開していました

48,800円と高価な製品ですが、ダイソンによるとドライヤー市場は30,000円以上のモデルが伸長しており、特に若年層ほどビューティ特化の製品を求めているようです。

1台で髪を乾かすだけでなくブローもでき、スタイリングアイテムを何個も用意しなくてもヘアセットができるのはメリットが多く魅力的です。年々進化するダイソンのヘアケア家電ですが、今後の展開にも期待したいと思います。

西村 夢音