トピック

夫婦でAI搭載e-bikeに感動!! 街巡りで日常に新発見

AI搭載!? まさに最先端のe-bikeに試乗!!

数年ぶりのe-bike試乗体験! e-bike専門メーカー・BESV(ベスビー)第3のブランド「SMALO(スマーロ)」。AIドライビングシステムを搭載し、ユーザーのライディングを極限まで自動化し、快適でシンプルな新たな走行体験を得られるという、まさにプレミアムなe-bikeらしい。

久しぶりのe-bikeが驚くほど進化していた!

身長185cmの夫はスマーロ「LX2」をお借りした。28インチのクロスバイクで大きなフレームなので、身長159cmの私が乗ると、トップチューブを跨いでも足を地面に着くこともできないサイズ。ダウンチューブには504Whの大容量バッテリーが内蔵されていて、見た目もスッキリめちゃくちゃ格好いいモデルだ。オートマチック7段変速は、ペダルトルク×ペダル回転数×スピードから、自動で最適なギアチェンジをしてくれる最新のAIドライビングシステムである。

大容量バッテリーがダウンチューブに内蔵

私には同じくスマーロの20インチミニベロタイプ「PX2」が用意されていた。通勤や日常でのアーバンライド向きで、私のライフスタイルにもピッタリのe-bike。「LX2」のようにオートマ機能はないものの、「IoT技術」を搭載したかわいい見た目以上に賢いプレミアムなモデルだった。

私がお借りしたスマーロ「PX2」は20インチのミニベロe-bike

スマーロに初めて触れて感動したのは、車体に搭載されている最新のIoT技術。スマホでピッと指1本で車体のロック解錠もできるのだ。思わず「おー!」と歓喜の声をあげてしまうほど。「E-LOCK」という機能だけれども、ロック状態で車体の不審な動きを検知すると、クルマのイモビライザーのように大きな音が鳴るらしい。アプリで音量も調整できるが、マンションでの室内保管のため不意に鳴ると怖いので試さなかった。もしそんな大音量にも臆さず持ち去られてしまっても、アプリで車体を追跡できるのも凄い。

スマホでロックの解錠もできる。凄い!

防犯機能だけでなく、バッテリー残量やスピードメーター、アシスト出力や走行可能距離などの各種パラメーターなども確認できる。さらに車体状況の不具合の発見までしてくれる賢さを持つ。ファームウェアのアップデートなどもスマホ経由でできるので、一度購入したらそのままではなく、常に最新にアップデートしながら使うことができるのもIoT搭載e-bikeの魅力である。今回も試乗中に一度ファームウェアのアップデートがかかって、さらに少し賢く進化したようである。

車体状態の表示や各種設定、アップデートまでアプリで操作可能

それぞれスマーロでお出かけ。どこに行こう?

さて、そんな格好良くて賢い2台のe-bike。これに乗ってどこに行こうかーとワクワク。遠出もいいけれどどこに行こうかなーなんて考えながら、フラッと近所を試し乗り。「あれ? スマートモードが物凄くスマートに進化していない?」と実感した。

私が知っているアシスト性能は数年前で止まっているけれど、あの頃は私がペダルを踏む感覚とアシストの強さとタイミングが、言葉にするには上手く表現できないくらいの微妙な感じでズレていた記憶があるような。それが今回はあまりにも自然で、強力なアシストなのにまるでアシストされていないような、私が無敵の力を手に入れたように錯覚してしまう感じで、ピッタリガッチリ自分とシンクロしてくる。これは最高に気持ちが良い。上り坂の最中でほぼ止まりそうな速度から踏み込んだとしても、アシストにほぼラグがないので、スーッと自然に漕ぎ出せる。少し忘れかけていた「e-bikeって楽しい!」感動が、一気にそして増幅して蘇った!!

ちょっと近所をなんて言いながら、海でも見に行っちゃえ! と完全に気分がお出かけモードに。自宅から遠くはないのだけれど、フラッと歩いて行くには遠い。そんな場所へ本当にフラッと行ける距離になるのが自転車の魅力だし、出不精で面倒くさがりの私の心のブレーキを解いてくれるのがe-bikeのおもしろさだ。

サッと海に行けるのは嬉しい

そして、私はかなりの方向音痴。1人で知らない道を走ったり気ままに小道に入ったりするのは苦手なのだけれど、e-bikeなら走ること自体が楽しいし、坂だろうが遠回りだろうが億劫ではないので、知らない道を積極的に走るのが好きだ。「へぇ! こんな場所にこんなお店があるのか」と知らなかった発見がたくさんあって「今度ここに来てみたい!」と思うのだけれど、何せ方向音痴なのでその場でMapにピンでも立てたりしない限り、2度と辿り着けなかったりする(笑)。

大好きな河原で休憩して心も充電

夫も試し乗りで別行動でどこかに出かけたらと思ったら、私が食べたがっていたドーナツをたくさん乗せて帰って来た(笑)。標準装備のリアキャリアがあれば大きめ荷物もお手のもの。「うわー! あのドーナツ屋さんまで行ったの?」と聞いたら、「すごい近かったよ! 10kmくらい」と、普段なら足を伸ばさないところが簡単に「ご近所」になる。通常の自転車でもできることだけれども、やっぱり我が家の場合はe-bikeだ。

大柄な夫にもバッチリ乗りやすいフレーム
リアキャリアに何やら荷物をくくりつけて帰ってきた
食べたかったドーナツ。なかなか行けないと思ってたけどe-bikeなら近かった

「ただ、自動ギアチェンジは慣れるまで不思議というか、よく分からない感じ」と、賢すぎる初めての友人に戸惑い気味だった。アシストパワー全開で走行モードも全自動のスマートモードを使いたがるオートマ派の私に対して、アシストパワーはそこそこで自走を感じながら、ギアも自分で変えたいマニュアル派の夫。でも、夫はマニュアルで走りたいわけではなく、実はあまりスマートモードを信用していないアナログ人間だったのである。でも結局は、賢すぎるLX2と何度か走っているうちに「もうスマートモード1択だな」と自分よりもAIアシストを信じることにして、そのあとはLX2にお任せでスイスイ快適ライド。一方で、私もスマーロをシンプルに使っていた。スマホでロックを解錠して電源を入れて、アシストに任せて走る。IoT機能満載のe-bikeだけど、使いこなせなくても快適だ!

e-bikeで我が街を探検。新たな発見と出会いも

e-bikeがある日常生活はこんなに楽しくて、出不精の私がかなりアクティブになるから不思議だ。「お出かけしよう!」と、ご近所を2人で散策の旅。ときどき2人でウォーキングを兼ねて近所を歩いたりするけれど、e-bikeがあれば、お散歩範囲がグッと拡張される。特に予定がなくても、2人でフラッとあてもなく出かけて、気ままにお店に入ったりランチしたり寄り道したり、自分の街がこんなにも素敵な場所でこんなにまだまだ何も知らなかったんだとワクワクできる小さな探検だ。

そんな気分で出かけたのに、久しぶりの2人サイクリングは要領を思い出すのに時間がかかって、スタートからしばらくは息は合わないしなかなか大変だった。私が方向音痴なので、夫にいつも先導してもらう。体の大きな夫が前を走ることで壁のようになり私の視界が限られるので、夫からの指示が頼りだし、私の命綱なのである。過去にも夫が目の前の障害物を普通に避けた瞬間に私の視界に入り、私が軽くぶつかるヒヤリハットは何度か起きている。トランシーバーのようなものを使ったこともあるけれど、やはり1番確実で1番分かりやすいのはハンドサインだ。久しぶりの2人ライドに夫もすっかりハンドサインを出すのを忘れているし、私も危険を感じるストレスでイライラするし、途中で軽く小競り合い(笑)。

楽しむためにはまず安全から。出発前の確認をしてなくて反省

グループライドは安全のためにも、チームワークが本当に大切だ。初めて、または久々にグループライドをする場合は、出発前に安全確認オリエンテーションをすることをオススメする。それが安全に繋がるし、結果無駄なストレスなく、楽しいツーリングになるはずだ。

要領を思い出し、機嫌も取り戻しつつ、走る街は季節的にもう最高! まずは数km先の江戸川区の特産物が売っているコミュニティーセンターまで。同僚へのお土産に我が町が誇る老舗の小川産業の「つぶまる」という麦茶を購入。そして、ソフトクリームやかき氷でちょっと休憩して、目的もない川沿いサイクリングへ。しばらく走ると何かのイベントを発見。

自分の街の大好きな逸品をゲット!

それはボランティア団体が月に一度の水辺清掃とともに、カヤックの体験乗船も行なっているとのことだった。一度は乗りたいと思っていたカヤックのイベントに遭遇。ただし、予約時間まで2時間あるとのことだが、e-bikeで来たので時間はいくらでもつぶせる。まずはランチをしようと、通ったこともない小道を走りながらお店探し。方向音痴のおかげで偶然にも行列のできる美味しいちゃんぽん屋さんに到着。環状七号線沿いにあって、今度は環七ライドも良いかもとか思いながら、美味しいランチをいただきカヤックのイベント会場に戻る。

e-bikeで走っていたら偶然カヤックのイベントを発見
ちょっと足を伸ばして激ウマちゃんぽんと皿うどんランチ

初体験のカヤックは短時間だったけれど、本当に楽しかった! こうやって行き先も決めずにフラッとe-bikeを走らせたおかげで出会えた素敵なご縁に感謝しつつ、今度はボランティアから参加できたらいいなぁ。

自分で漕ぐ系の乗り物は好きだと自覚した。カヤック楽しい

自分が住んでいる街をe-bikeで走っていると、あらためて「住みやすいなぁ」と実感できた。生活に便利なだけじゃなくて、ほどよい自然といろいろなコミュニティやイベントもあり、人も良い。そして、ちょっと走れば本当に自然たっぷりだったりする。家から20kmほど離れたところに筍掘り体験ができる農園を発見。筍掘り大好きだったけど、上京してからは諦めていてもう20年ほど掘っていない。こんな近くで筍が掘れるところがあるなんて! 道具は借りられるので、軍手だけ持って行けばOK。掘った筍を入れるために大きなパニアバッグも装着し、いざレッツゴー! e-bikeなら20kmなんてもう近所も同然だ(笑)。

梨畑が広がる。ちょっと走ればこんなところがあるのか!
ナビもクルマが通れないような道を案内してくれて楽しい
自分がいる場所を忘れそうなほど自然いっぱいの気持ち良い林道
筍掘りというアクティビティも気に入ったようだ

とはいえ、体力も筋力もそんなにない私は常にアシストパワー最大である。滑らかなアシストに「私全然走れているんじゃない?」と錯覚してしまう私は、途中試しにアシストパワーを下げてみたけど、「錯覚だったわー」とすぐにパワーを戻して軽く反省するとともに、やっぱりe-bikeって凄いな。もう普通の自転車には乗れない体になってしまったと再認識したのだった。そんなことを考えながら、農園に近づくとまるで別の世界に迷い込んだように綺麗な林道が。クルマの場合はきっと別ルートでしか行けないであろう細い気持ち良い林道を走っているだけで、「自転車で来て大正解だね!」と気分が上がる。東京からでもちょっと自転車を走らせるだけで、こんなにも気持ち良い自然が広がっているのだ。筍堀りが初めての夫も「楽しいねぇ!」と大満足。e-bikeライド+アクティビティが私たちのベストe-bikeライフだなぁと思うのです。

誇らしげにポーズ(笑)。リアキャリアのパニアバッグにはたくさんの筍

まさかのトラブル発生!? スマーロは最後まで頼りになった相棒

ゲットした筍を茹でなきゃいけないし、何よりも早く食べたい! 寄り道せずにまっすぐ帰宅しようと思っていたら、往路と違う道を走ることになり、大きな川を渡れずだいぶ遠回りに。でも、遠回りさえ楽しくなってしまうのが、これまたe-bikeの魅力だと思う。なかなか渡れない河原沿いを走っている時に夕暮れが訪れて、「景色も最高だねー!」と気分最高潮。

遠足の終わりを告げる夕陽。楽しかったなー

そして、周辺が暗くなる頃にはライトが自動点灯する賢いスマーロに感激。日が暮れた時だけじゃなくて、トンネルに入った瞬間など、急に暗くなってもパッと点灯する賢さ。ライトをつけ忘れる心配もなく、夜道も安心して帰ることができる。なぁんて感動している間になんと私が乗っているPX2のバッテリーが切れてしまった! 家を出る時に、60%程度しかないことは気づいていた。前日に充電するのを忘れていたのだ。「ま、いっかー!」と家を出たのだけれど、アシスト最強で走り続け、そして結構坂道も多かった! 家まで残り5kmほどのところでバッテリーが切れてしまったのである。バッテリーが切れて自走でエッサホイサと漕ぐ間も、ちゃんとライトを照らす電池だけは残っていて、「さすが、しっかり考えられている!」と再度感動した。

自動点灯ライトのおかげでつけ忘れなし
リアライトもかなり明るい
バッテリーが切れていてもライトは結構長い間消えずに頑張ってくれる

日頃出不精な私をアクティブにしてくれて、いつもより出かける範囲がグッと広がり、e-bikeがあるだけで、日常生活がガラリと変化する。自転車が大好きで走るのが大好きな人にはもちろん、私のような自転車乗りとも名乗れないような人間もスマーロに乗ってみると、世界観がガラリと変わるほどに驚くはずだ。この格好良い賢い相棒とまた一緒にどこにでも繰り出したい! と思えるワクワク体験だったのでありました。