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朝ストレスなく起床! 自動でカーテン開閉するSwitchBot カーテン3使ってみた

SwitchBot カーテン3

朝起きて、いつも通りカーテンを開ける。そんな行動を人の代わりに自動でやってくれる賢い家電が、今回紹介する「SwitchBot カーテン3」です。

この製品はスマホから設定するとカーテンを朝や夕方に自動で開閉するもので、朝日での自然な目覚めをサポートしてくれるのが大きなメリットです。「カーテンを開けるなんて手で簡単にできるのでは?」と思う人もいるかもしれません。

それでも実際に使ってみると「起きてからカーテンを開ける」のと「カーテンが開いて起きる」のには実は大きな違いがありました。これまで目覚まし時計で起こされていたのとも違った、新たな習慣ができたので、この製品で体験したことをお伝えします。

Amazonの「SwitchBot カーテン3」製品ページ

一般的なカーテンレールに対応、簡単に装着できる

SwitchBot カーテン3は、スマートロックやスマート照明、ロボット掃除機など数多くのIoT家電を展開するSWITCHBOT社が手掛けており、名前の通り今回は第3世代にまで進化しました。直販価格は8,980円。改善されたポイントなども、使いながら説明していきます。

第3世代となったカーテン3は従来モデルの「SwitchBot カーテン2」に比べてパワーが約2倍にアップしたほか、秒速約5mm、運転音25dB以下でゆっくりと静かにカーテンを開閉する「QuietDrift」モードを搭載したとのこと。太陽光で自動的に充電してくれる別売の「ソーラーパネル3」(直販2,980円)とともに、その使い勝手を試してみることにしました。

SwitchBot カーテン3は最も一般的な「U型(角型)カーテンレール」に加えて、「I型カーテンレール」、「ポールタイプレール」の3種類に対応しています。筆者宅はU型なので、そのまま取り付けられました。

取り付けは簡単です。カーテンの端のランナーを取り外し、そこと隣のランナーの間にSwitchBot カーテン3の本体を取り付けます。本体の左側を取り付け方向から90度回転させてレールの中に入れ、真正面に戻してから本体右側を同様にして取り付けます。

レール上をすべらずに移動できるように、力強く下に引っ張って取り付ける必要があります。今回は両開きのため、左右を同様にして取り付けました。続いてカーテンを閉めた位置を認識させるためのマグネットを取り付けたら装着完了です。

カーテンの中央側のランナーを取り外し、本体の片側のフックを最も中央のランナーと2番目のランナーの間にはめます
本体の右側のフックをカーテンレールにはめます
右側を本体に装着します
カーテンの中央側のランナーを元に戻したら装着完了です

SwitchBotアプリをインストールし、右上の「+」を押してSwitchBot カーテン3を認識させたら、カーテンの開閉位置を設定します。どちらもカーテンを閉める場所に配置してから「自動調節」を選んだら、自動的に開閉位置を認識して設定が完了しました。

「SwitchBot」アプリのホーム画面右上にある「+」ボタンを押して、「デバイスの追加」画面で「カーテン」を選びます
画面に従ってSwitchBot カーテン3の背面にあるリセットボタンを長押し。開閉の仕方を選択する画面で「両開きカーテン」を選びます
2台目のSwitchBot カーテン3も同様に追加。名前と設置する部屋を選択します
カーテンレールのタイプを選び、今回は移動距離を調節する画面で「自動調節」を選びました

さらに別売のソーラーパネル3も取り付けてみました。本体下部にUSB Type-C端子があり、そこにぶら下げる形で取り付けます。これで本体を取り外さなくても、装着したまま太陽光で充電してくれるので便利です。

しっかりと太陽光を真正面から当てやすいように、本体からパネルまでの長さや角度を調節できるようになっています。筆者宅は窓の上にひさしがないため、特に難なく取り付けられました。

今回は別売の「ソーラーパネル3」も装着しました

一度設定したら、あとの操作はシンプルです。SwitchBotアプリからSwitchBot カーテン3を選ぶとシンプルなメニューが表示され、「開ける」、「一時停止」、「閉める」をタップすると、その通り実行しました。さらに、操作画面の下にある「操作設定」をタップすると、細かい操作や設定ができました。

カーテンを開閉する際には、SwitchBotアプリに表示される「カーテン」(好きな名前に設定できます)をタップ。全閉状態から、右画面にある青いバーを左に動かすとカーテンを開けられるほか、下の「開ける」「一時停止」「閉める」をタップすると、その通り実行しました

ゆっくりと静かに動作する「QuietDriftモード」はスケジュールなどで設定可能

通常時は秒速5cmほどで開閉動作を行なうのですが、SwitchBot カーテン3では新たにゆっくりと静かに動作する「QuietDriftモード」を搭載しました。これはカーテンの動きを感じさせないほどゆっくりと動作し、本体から1m程度離れた場所で25dB以下(小さなささやき声以下)という、かなり静かな動作音を実現するというものです。朝にSwitchBot カーテン3の動きによって起こされるのではなく、光で目覚めたいという人に向いた機能です。

これは通常時ではなく、設定してから何時間何分後(1分ごとの設定が可能)にカーテンを開閉する「遅延実行」機能か、毎日もしくは曜日ごとに設定できる「スケジュール」機能から利用できます。

通常モードでの開閉と、QuietDriftモードを使った開閉を動画で比較してみましょう。

通常モードでは開/閉ともに約7~8秒程度で完了しました
QuietDriftモードでは2分ほどかかりましたが、確かに音は静かです

「SwitchBot ハブ2」と組み合わせて遠隔操作。声だけでも動かせる!

ちなみにSwitchBot カーテン3はスマホとBluetoothで連携するため、単体では外出先からの遠隔操作や設定変更ができません。しかし別売の「SwitchBot ハブ2」(直販価格8980円)などのスマートリモコンを導入すると、遠隔操作ができるようになります。

赤外線経由で家電を操作できるSwitchBotのスマートリモコン「SwitchBot ハブ2」

さらに音声アシスタントの「Amazon Alexa」や「Googleアシスタント」に対応するスマートスピーカーやスマートディスプレイをお持ちであれば、SwitchBot ハブ2と連携することで「アレクサ(OKグーグル)、カーテンを開けて(閉めて)」と呼びかけるだけで音声によるカーテンの開閉が可能になります。声で開閉できるのは、面倒くさがりな人にもすごく便利な機能かもしれません。カーテンを遠隔で開閉するニーズは多くないかもしれませんが、もし出かけた時にカーテンを閉め忘れていても外から閉められるため、防犯上安心できるポイントといえます。

それだけでなく「Matter」という新しいスマートホーム共通規格に対応しているのもうれしいポイント。前述のSwitchBot ハブ2を経由して、AppleのHomeKitからカーテン3を操作できるようになります。

カーテンの操作画面の右上にある歯車アイコンをタップすると設定画面に。「クラウドサービス」をオンにすると、SwitchBot ハブ2と連携して遠隔操作や他社の音声アシスタントなどとの連携ができるように
Amazon Alexaと連携したら、「アレクサ、カーテンを開けて」と呼びかけるだけでカーテンを開けられました

「起きる前にカーテンが開く」快適さを実感

SwitchBot カーテン3を使って、「太陽の光で起床する」というのを体験してみました。QuietDriftモードでじわじわと太陽の光が強くなっていくのをカーテンが開く途中で感じることができ、目覚ましのけたたましい音で起きるのに比べてストレスなく起床できました。

筆者は現在の家に引っ越してから、寝室の雨戸を閉め切って真っ暗にして寝る生活をしていました。真っ暗にした方がグッスリと眠れるのですが、当然ながら日が昇っても全く明るくならないですし、風を通すためにはいちいち雨戸を全開にする必要があります。今回SwitchBot カーテン3を試してみて、改めてスマートカーテンの便利さを感じました。

自宅はカーテンを両開きにしているため、SwitchBot カーテン3を2台使いましたが、片開きカーテンにすれば1個で済みます。SwitchBot カーテン3でスッキリ目覚めるために、より遮光性が高い1枚カーテンに買い替えるのも良いのではと感じました。

Amazonの「SwitchBot カーテン3」製品ページ

(提供:SWITCHBOT)