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発電機なのに静か&軽さが魅力! 高出力なEENOURは初期コスト抑えたい人にも
- 提供:
- EENOUR
2023年6月30日 08:00
大容量の蓄電池を内蔵したポータブル電源の注目度が高まっている一方で、ガソリンを燃料にする「発電機」も根強い人気があるのをご存じだろうか。給油するだけですぐに使える手軽さがあり、それでいて比較的高い出力を得やすい、といったメリットがやはり大きいのだろう。
そして最近のガソリン発電機は、ポータブル電源に負けじと進化している。なかでも今回紹介するEENOUR(イーノウ)ブランドのインバーター発電機「DK3000iS」は、定格出力3kVAと幅広いニーズに応える性能をもちながら、軽量化によって持ち運びを容易にしているのが特徴。
しかも発電機の弱点と考えられていた騒音も低減している。価格も実質10万円前後(クーポン利用時)と、比較的安価に手に入るこの製品、どんな中身になっているのか紹介していこう。
持ち運べる軽さ。エコな動作モードで長時間の静音稼働も
EENOURの「DK3000iS」は、無鉛レギュラーガソリンを燃料に稼働する発電機。145cc空冷4ストロークOHVエンジンを搭載し、燃料搭載量は最大4リットル、定格出力は3kVA(定格負荷3,000W)、定格負荷での運転時間は約2.5時間という性能をもつ。家庭内で使うような家電製品の大半を、安定して動作させることが可能なポテンシャルがある、と考えればいいだろう。
出力はACコンセントが100V/20A×2口と、100V/30A×1口、5V/1Aと5V/2.1AのUSBポートも1つずつ備える。2.1AのUSBポートならスマートフォンの急速充電にも対応するし、ACコンセントに高出力なアダプターを接続すればより高速な充電も可能だ。
そんな基本性能をもつDK3000iSの一番の特徴は、3kVAの高出力をもつ発電機のなかでもかなり軽量なこと。本体重量は約21kg(乾燥重量)と、大人の男性が手で無理なく持ち運べるレベルで、使いたい場所へ移動するのに苦労しない。本体サイズも48×29×43cmとなっているので、クルマのトランクにも収まるだろう。
もう1つの特徴はエコで静かな動作が可能なこと。発電機はエンジンを動かすため、その騒音が目立ちやすいのがネックと考えられてきたが、DK3000iSはその点も改善して利用シーンを広げているのだ。
接続している機器の消費電力が少ないときは、エンジン回転を極力落として運転する「エコスロットル機能」を備え、その際の騒音値は最小約59dB(7m離れたところからの測定値)となる。これは、内部に仕込まれた防音材の効果だけでなく、小型多極マグネトウ発電体と呼ばれるパーツの電磁設計や巻線設計を最適化する独自の工夫も関係しているとのこと。
「エコスロットル機能」使用時は定格負荷の4分の1、つまり750Wとなる。それでも出力低めの電子レンジまでならカバーできるし、多くの小型家電なども使えて、運転時間は約6時間まで延長する。ほとんどのシチュエーションはこのエコな動作モードで間に合うだろうから、一度の燃料補給で6時間、静かに使い続けられる、と考えて良さそうだ。
操作方法もわかりやすさ重視で設計されている。稼働させるときは目立つ緑色で塗り分けられた燃料タンクキャップつまみとマルチスイッチを操作して、ヒモがつながったリコイルスターターハンドルを引っ張るだけ。
出力電圧や累積使用時間などをデジタル表示する液晶ディスプレイが搭載されているのも、発電機としては珍しい。燃料残量もインジケーターで把握でき、内部のセンサーや保護装置によって、接続している電化製品が多すぎる場合などにはランプで警告する仕組みになっていたりするので、安全かつ確実に運用できる。
そして、直販サイトでは155,880円というなかなかのお手頃価格。場合によってはオンラインストアのクーポンで10万円前後になるケースもあるようだ。同等性能のポータブル電源だと30万円以上も珍しくないから、初期コストとしてはDK3000iSの方がかなり安価で導入しやすいといえる。
緊急時などスポット的に使うなら発電機が有利
その高い性能からDK3000iSの使い道は多いけれど、家庭での用途を考えると、役に立ちそうな一つの例は、停電などの緊急時。
台風や地震のような災害時に停電する可能性は決して低くないし、近年は特に夏場の電力不足が叫ばれ節電が求められていることもあって、一気に電力需要が高まれば地域によっては不意に停電してしまうことも考えられる。発電機は排気ガスが出るため使用は屋外で換気の良い場所に限られるものの、そんな場合の電力源として心強い。
なんといってもガソリンさえあれば、入れるだけで電力を生み出せるのがガソリン発電機であるDK3000iSの利点だ。
ポータブル電源も便利だが、充電し忘れていてすぐに使えない、なんてこともありそうだし、いったん使い切ってしまえば再充電するのにどうしても時間がかかる。それに、停電している最中だとそもそも充電は不可能だ。ソーラーパネルで充電できるとしても、やはり一定の時間は必要になる。
一方で発電機についても、長時間にわたって稼働させたいなら、補充用のガソリンを別にあらかじめスタンバイさせておく手間はかかる。こうしたガソリン代のランニングコストのほか、点火プラグやエンジンオイル、エアクリーナーといった消耗品のメンテナンスなどは必要なため、ポータブル電源とは違った注意点もあるのは事実だ。
ただ、日常的に使うことはないとしても、万一の緊急時に備えて予備電力は用意しておきたいという向きには、ガソリン燃料のDK3000iSは合理的な選択肢といえる。
初期コストとしては安価なため、そんな風にスポット的な出番しかなかったとしても「せっかく高いお金を払ったのに普段から使わないのはもったいない」なんて気に病むことがない。DK3000iSにはそんな精神的な面でのメリットもありそうだ。
ちなみにDK3000iSとポータブル電源は、必ずしも競合するものではない。併用することで両方の利点をさらに活かすこともできるのだ。
たとえば空が曇っていてソーラーパネルでポータブル電源を充電できないときは、代わりにDK3000iSを使って充電し、同時に他の電化製品など必要な場所に電力を供給する。晴れたらソーラーパネルに切り替え、充電が完了次第ポータブル電源をフル活用すればいい。2種類の電源があればそんなスマートな運用も可能になるわけだ。
上記で説明した以外の用途として考えられるのは、屋外電源が使えない遠いところで電動工具を使ってDIY作業をするとき、もしくは発電機の使用が認められている日中のキャンプ場などにおけるアウトドアだろうか。発電機の使用ルールやマナーは必ず守っておきたいが、クルマで運んだ後、駐車場から使用場所まで離れていたとしても、DK3000iSの軽量さが助けになってくれるはずだ。
もちろん業務用途にも、安価で軽量なDK3000iSは活躍してくれる。初期投資が抑えられるのでこれから新たに事業を始める、というときにも都合がいいし、持ち運びしやすく小回りが利くのは現場での安全な運用にもつながる。イベントでフードトラックやブースを出店するとき、あるいは広い工事現場のあちこちで散発的に電力が必要になるときなど、役に立つ場面は多いに違いない。
進化したガソリン発電機で安心を得る
DK3000iSは高性能なのに軽量で持ち運びが楽なうえ、長時間の静音稼働も可能で、緊急時には絶対的な安心感がある。初期コストの負担が少ないため、業務などで必要な人に役立ってくれるだけでなく、万一のときには備えておきたいけれど高額なポータブル電源を導入するのはためらわれる、という人にもぴったりだ。
姉妹機として、燃料にガソリンだけでなくLPガスも使える「DK3000iSDF」(直販価格283,800円)というモデルもある。18kgのLPガスがあれば定格負荷で約14時間もの長時間稼働が可能。LPガスを使用している家庭であれば(専用設備を設置することで)それを燃料に発電することができ、停電が長引く場合でもすばやく電気が使えるという、とりわけ災害時に強みを発揮するタイプとなっている。
いずれにしろ、いざというときに頼りになるガソリン発電機。今年の夏も災害や電力不足による停電が発生する可能性はゼロではないから、そうなる前に電力をどうやって確保するかは、ぜひとも考えておきたいところ。普段は使わずしまっておくとしても、かさばるほどの大きさではないので邪魔にもならないはずだ。
(協力:EENOUR)