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工事不要な「持ち運べる蓄電池」は一家に一台の時代! 日常で使えるBLUETTI EP500

持ち運べる蓄電池「BLUETTI EP500」

他の国より堅牢なインフラが整備されているといわれる日本。とはいえ、2022年3月に発生した地震の影響で発電所が停止し、電力需給がひっ迫したことであわや停電という事態が発生したのも記憶に新しい。災害でインフラが寸断されることも珍しくないし、昨今は労働人口の減少や地域の過疎化などの問題から、各地で老朽化が進むインフラを維持していくことの難しさも指摘されている。

また、物資やエネルギーの多くを輸入に頼る日本にとって、紛争などの世界情勢がそれに与える影響を肌身で実感するようにもなった。生活に欠かせない電気を安心して使える環境が、今後も続くとは限らないということを、多くの人が理解し始めているのではないだろうか。

これらの問題を一気に解決するのは難しい。しかし個人ができる範囲で、既存のインフラに頼りすぎないようにする自衛策を整えておくことによって、もっと“持続可能”な暮らしを目指せるはず。そこで大きな役割を果たしてくれそうなのが、ポータブル蓄電池「BLUETTI(ブルーティ) EP500」だ。

定格2,000W出力、なんと冷蔵庫も数日間稼働

電源を確保しにくいアウトドアでも、家電への電力供給が可能な「ポータブル電源」の人気が最近高まっている。「BLUETTI EP500(以下EP500)」はそれをさらにパワーアップさせた超強力な“移動式電源設備”といえるもの。ガソリンで動かす高性能な家庭用エンジン発電機に匹敵する発電性能をもちながら、危険性の高い燃料を扱う必要がなく、有害なガスも出さず、騒音もないという、メリットが多いのがEP500のような蓄電池だ。

電源容量は5,100Whで、これは生活に必須となるような冷蔵庫、照明、通信機器などの家電を常時動かし続けても数日間はもつとされるレベル。定格出力は2,000W(最大瞬間出力は4,800W)で、電力消費の大きな電子レンジやドライヤー、電気調理器具をはじめ、ほとんどの電化製品を利用できる。もし停電になったとしても、復旧するまでの間、普段の生活に近い状態で過ごせる電力供給性能を持っている、と考えていいだろう。

大容量の蓄電池で、冷蔵庫などの生活家電も長時間稼働できる

本体には一般的な電化製品で使える100VのACコンセントが4つ、USB充電ポートが5つあり、12Vのシガーソケットも設けられている。さらにはiPhoneのようなワイヤレス充電に対応する機器向けに最大15Wのワイヤレス充電機能も2つ用意。

ここまでの機能と性能を持つだけあって、本体サイズは300×580×760mm(幅×奥行き×高さ)あり、重量も76kgあって1人で持ち上げるのは難しい。そのため底面にはキャスターを備え、室内外を持ち運びながらの利用にもきちんと配慮している。

工事不要でマンションやアパートにも簡単に導入できる

そんな移動式の蓄電池であるBLUETTI EP500の具体的な利用シーンやメリットとしては、どんなことが考えられるだろう。

まず、同じように家庭の補助的な電源として利用されることの多い太陽光発電システムに比べると、設置にかかるコストや手間が圧倒的に少ないことが挙げられる。ソーラーパネルの大きさなどによってコストも発電量も変わるので単純には比較できないところもあるが、太陽光発電システムは百数十万円~数百万円規模の投資が必要な場合が多く、当然ながら大がかりな工事も伴う。

対してEP500は工事不要で好きな場所に設置でき、通常価格は50万円以下。戸建てだけでなくマンションやアパートなどの集合/賃貸住宅でも導入しやすいという利点がある。

工事が不要でマンションやアパートなどでも補助電源として導入しやすい

蓄電池には充電回数に限りがある(劣化して稼働時間が短くなる)ため寿命が気になるところだが、EP500の充放電サイクルは6,000回以上と、他のリチウムイオン電池やリチウムポリマー電池のポータブル電源と比較してもかなり長い寿命を持つ。これは、充電サイクルが長く、安全性も高いとして注目される「リン酸鉄リチウム電池」を採用しているため。

仮に2日に1回のペースで充電した場合でも、単純計算で寿命は30年以上。ちなみにソーラーパネルも製品としての寿命は30年程度とされているから、同程度の寿命かつ低コストということになる。家庭用電源にEP500を選ぶのは、賢い考え方でもあるのだ。

突然の停電でデータを失わないUPSとしても使える

EP500の用途として一番わかりやすいのは、災害時の電源だろう。合計2,000W出力のAC電源を4つ利用できるので、停電したときに真っ先に中身が心配になる冷蔵庫や、真夏・真冬であればスポットエアコン、扇風機などの冷暖房もそのまま接続して使える。スマートフォンのような緊急時の情報収集に活用したい機器も、USBやワイヤレスで直接充電可能で、しかも合計7つあるため、ほとんどの家族で全員分を同時にまかなえる。

たいていはそういった「非常用電源」として扱われることがイメージされるポータブル電源/蓄電池だが、EP500は日常使用に適した使い方ができるのもいいところ。たとえばワーケーションのように、自宅から離れたリラックスできる場所で仕事するようなとき、パソコンを使いたいところの近くに電源がない、なんてこともある。そんなときでも、移動させやすいEP500ならどこにでも電源を持ち込むことができ、しかもノートパソコンなら2~3日、デスクトップパソコンなら12時間程度もつのだ。

仕事したい場所に電源がなくても、本体を移動させて利用可能。パソコンなどをどこでも長時間使い続けられる

ワーケーションというと、なんとなくノートパソコンで軽い作業をスタイリッシュにこなすイメージかもしれない。だけれど、写真/動画編集のように処理負荷の大きな作業が発生するときは、ワーケーション先でもパワフルなデスクトップパソコンで仕事したい、と思う人もいるはず。そんな場面でも使えるEP500には、これまでのワーケーションのイメージが一変するほどのポテンシャルがある、といえるかもしれない。屋内はもちろん屋外でも使えるから、本当の意味で場所を選ばないテレワークが可能になるだろう。

そしてもう1つ、EP500の面白い特徴が、UPS(無停電電源装置)としても活用できること。デスクトップパソコンなど、停電などで急に電源が落ちると困る機器を使う際にも安心だ。

かつてはサーバーのように24時間365日稼働させる機器に使われることの多かったUPSだけれど、近頃は小さな事務所や家庭にも常時電源を入れておきたいNAS(ネットワーク上に置くストレージ)のような機器が増えている。普段仕事に使っているデスクトップパソコンも同様だが、不意に停電が発生してそれらの電源が切れてしまうと、最悪の場合データを失う恐れがある。

そうしたトラブルを未然に防ぐのに、UPSにもなるEP500が役に立つ。EP500にコンセントから電源供給しつつ、EP500にパソコンやNASなどの機器を接続しておくことで、停電が発生した瞬間にEP500本体からの電力供給に切り替わり、機器の電源が切れることなく使い続けられる。在宅勤務続きで自宅の仕事環境が充実してしまった人にとってもうれしい機能だ。

用途は仕事だけに限らない。最近は高機能な電気圧力鍋やホットプレート、オーブンレンジ、電気ケトルなど便利な調理家電も増えてきた。これらは家での料理を充実させてくれて、時短できるものも多いが、複数の家電を同時に使うと住まいによってはブレーカーが落ちるなどの心配もある。生活全般において、家の電源を常にサポートしてくれる存在としても、大容量で高出力なEP500が心強い。

ソーラーパネルを併用すると最短3時間余りで本体充電が可能

大容量の蓄電池だと、それ自体を充電するのに時間がかかりそう……と思うかもしれない。ところがこのEP500、充電方法としてさまざまな手段が用意されていて、高速に充電する方法もあるから、充電待ちで大事なときに家電が使えない、なんて事態に陥ることもまずない。

標準では、付属の充電器を家庭用コンセントにつないで充電する。この場合の満充電時間は約9.5時間かかるが、それでも一晩あれば終わるため、夜寝る前に充電し始めれば、翌朝にはほぼ満充電状態で使えることになる。加えて、別売の同じ充電器をもう1つ併用する方法もあり、これだと約5.6時間程度へ充電時間が短縮される。

また、別売のソーラーパネル「BLUETTI SP200」を使うことでEP500本体を太陽光で充電できる。1セットあたり200Wの出力性能があり、最大6セット(1,200W相当)を同時接続することで約4.75時間と、さらなる充電時間の短縮が可能。そして充電器1台とソーラーパネルによるハイブリッドな充電方法にすると、3時間余りという極めて短時間の充電も可能となる。

ソーラーパネル「BLUETTI SP200」を組み合わせることで、エコで高速な充電が可能に

太陽光の強さなどによって生み出される電力が刻々と変化するソーラーパネルでは、光によるエネルギーを効率良く電気に変換するための制御システムも肝心。EP500は、MPPT(Maximum Power Point Tracking:最大電力点追従制御)と呼ばれる最適な制御を実現する機能で効率よく充電できる技術が組み込まれていることも、充電時間の短縮に寄与しているようだ。これを使うと、標準の充電端子よりも最大40%高速に充電が行なえるという。

日々の暮らしでさらなる安心感を得るために

非常時はもちろん、日常的に使っている生活家電や仕事用機器のかなりの部分もまかなうことが可能な大容量ポータブル蓄電池のEP500。使う場所やシーンを選ばない利便性の高さはもちろんのこと、大事なデータを失う心配がないUPS機能も備えていて、日々の生活から仕事まで、応用幅の広い製品となっていることがおわかりいただけたかと思う。

日本で暮らしている以上、どこにいたとしても、電気が使えなくなるような災害や非常事態に遭遇する可能性は決して低くはない。どんなとき、どんな場所でも日頃から安定した電気を供給してくれる蓄電池を家庭に備えておくだけで、大きな安心感につながるだろう。その意味でEP500は、私たちの持続可能な生活を支えてくれる屋台骨となりうる機器といえるかもしれない。

電気自動車の充電もOK。停電中にどうしてもクルマを使わなければならないような緊急時にもEP500は有効だ

(協力:BLUETTI JAPAN)