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1から始めるスマート家電。今より便利な生活が意外と簡単、安価に手に入る!

スマート家電、スマート機器をこれから始めてみたいあなたに

近頃、スマート家電やスマートホームといった言葉をよく耳にするようになった。それらを使えば生活が今よりもっと便利で快適なものになるらしい……けれど、「自分には難しいのでは」とか、「手間もお金もかかりそう」なんて思って踏み出せずにいる人もいるかもしれない。

でも実際のところは想像以上に簡単に始められて、家電を使うことがもっと楽しくなるのがスマート家電やスマートホームの良さ。今ある家電を買い替えることなく、そこに「チョイ足し」するだけでスマート化可能な、お金のかからない方法もある。これから第一歩を踏み出したい人に、どうすればスマート化できるのか、スマート化で何が便利になるのか、いくつかの製品をレビューしながら様々な利用シーンを紹介したい。

スマート家電/機器を選ぶポイント「1つのアプリでまとめて管理」

家電をスマート化するときの最初の壁は、どんな製品を選べばいいのかわからず迷ってしまうこと。スマート家電やスマートホームを実現する製品はいろいろなメーカーから販売されていて、その中から自分に合うものを選ぶのは、最初は難しいかもしれない。ただ、ここで1つ言えるのは「できるだけ多くの種類の製品を取り扱っているメーカーだと使い始めやすい」ということ。

なぜなら、メーカーが違えば、基本的にはスマート家電を操作するためのスマートフォンアプリも別のものが必要になってしまうため。1つ1つ別メーカーのスマート家電を買いそろえてしまうと、かえって操作や管理が大変になるという場合がある。

そのため、今回は多数のスマート家電/機器を取りそろえている+Style(プラススタイル)の製品を使って具体的な利用シーンを紹介したい。電球から各種センサー、さらにはコーヒーメーカーまで、幅広いタイプの製品を揃え、それらのほとんどを1つのアプリで統一的に操作できるのが大きなメリット。スマートフォンに「+Style」アプリをインストールし、ユーザー登録することで連携可能な状態になる。

スマート家電を統一的に操作できる「+Style」アプリ

これから紹介するスマート家電/機器は、単体で使えるものもあるけれど、スマートフォンアプリと組み合わせることで、より一層利便性が増す。なお、利用には自宅にWi-Fi環境があることが前提となるので、そこだけは注意しておこう。

テレビやエアコンなど様々なリモコンをひとまとめに。外からでも操作

テレビなどのAV機器やエアコン、扇風機など、様々な機器に付属するリモコンの数が多すぎて「使いたいときに見つからない」といった経験はないだろうか?

そこで「スマートマルチリモコン」があればスマート家電に早変わりする。このスマートマルチリモコンは、家電に付属している赤外線リモコンの代わりになるもの。アプリ上で家電のタイプ、メーカー、機種を選ぶだけで設定が完了し、スマートフォンの画面操作で個々の家電を操作できるようになる。

「スマートマルチリモコン」4,980円
これらのリモコンをすべてスマートフォン1台に集約できる

家電ごとに異なるリモコンを1台のスマートフォンに集約できるだけでなく、自宅のどこにいても、外出先からでも、家電を操作できるのがポイントだ。寒い日は、帰宅前にあらかじめ自宅の暖房をオンにして暖めておく、というような使い方も考えられるだろう。反対に暑い日に冷房を入れておく、というのももちろん可能だ。

家でテレビリモコンとして使える
外からエアコンをオンにすることも

ところで、スマートマルチリモコンは温度/湿度/明るさを計測するセンサーも内蔵している。「スマートモード」という機能を使うとこれらの情報を活用でき、設定次第で様々な応用も可能だ。たとえば、室内の温度が一定以上になったらエアコンの冷房をオンにするとか、湿度が高くなったら、この後で詳しく説明する「スマートWi-Fiプラグ」をオンにしてサーキュレーターを回す、といったような自動化も行なえる。

また、部屋が暗くなってきたときは、この後で説明する「スマートLED電球」を点灯する、という自動化も便利。暗さの程度に合わせて段階的に電球の明るさ・色合いを変化させていくような設定も可能で、上手なカスタマイズが間違いなく⽣活のクオリティを上げてくれるはず。

スマートマルチリモコンは温度・湿度・明るさがわかるセンサーも内蔵
スマートモードで一定以上温度になったときにエアコンの電源を入れる設定
27度以上で冷房が入るように自動化してみた

今ある家電をすぐにスマート化できる電源プラグ

スマート家電に興味はあっても、たくさんある中からどれを最初に選べばいいのかわからないという人もいるだろう。そんなあなたに、スマート化の最初の第一歩としておすすめしたいのは「スマートWi-Fiプラグ」だ。

スマートWi-Fiプラグ

スマートWi-Fiプラグは、今ある家電を手っ取り早くスマート化できてしまうシンプルなアイテム。「スマート家電に興味はあるけれど、お気に入りの家電も使い続けたい」という人にもぴったりだ。+Styleでは2,680円で販売している。

スマートWi-Fiプラグをコンセントに差し込んで、そこに家電を接続したら、先ほどインストールしておいたアプリからスマートWi-Fiプラグの機器登録(デバイスの追加)を行なうだけで準備が完了する。

スマートWi-Fiプラグをコンセントに差し込み、そこに家電を接続
アプリでスマートWi-Fiプラグを登録

アプリ上のタップ操作でスマートWi-Fiプラグのオンオフができ、それに連動して接続している家電の電源オン/オフを切り替えられる。自宅にいても外出中でも操作でき、スケジュール設定やタイマー設定も可能。たとえば朝になったら自動で家電の電源を入れたり、一定時間経過後に自動で電源をオフにしたり、といった使い方ができる。さらには接続している機器の電力消費の状態もチェック可能だ。

アプリ画面でタップするだけでオンオフできる
スケジュールやタイマーの機能を使うことで、任意のタイミングで自動オンオフが可能
電力消費の履歴を表示する機能もある

スマートWi-Fiプラグをどんな家電製品と組み合わせれば便利だろうか。個人的なおすすめは、ランプやサーキュレーターだ。いちいち家電に近づいてスイッチを入れたり、それらの付属リモコンを探すような必要がなく、手元のスマートフォンから即座にオンオフできる。

明かりを手元で点灯/消灯

リビングにいながら、離れたところに置いているサーキュレーターを回して熱溜まりを逃がす、といった使い方もできるし、寝室で布団に入ったままランプを消すとか、就寝時刻になったら自動で消灯する、なんてこともできて快適だ。

自宅内のどこからでも(外出先からでも)サーキュレーターをオンオフできる

お手軽な照明のスマート化で、常に最適な明るさ&節電。モーニングコーヒーも自動化して快適生活

そのほかにも、簡単に導入できるスマート家電として照明がある。特に「スマートLED電球」は既存の電球と交換するだけなので、ほとんど手間がかからない。+StyleにはE17とE26という2種類のサイズのスマートLED電球があるので、取り付け先の照明器具を確認してから選ぼう。ここではE26サイズの「RGB調色」(調光も可能)と、「人感」センサー付きのもの(調光・調色が可能)を紹介したい。

「スマートLED電球(RGB調色)」2,980円
「スマートLED電球(人感)」3,980円

RGB調色が可能なスマートLED電球は、アプリを使うことで、一般的な電球色(オレンジ)や昼白色(白)で点灯させられるだけでなく、明るさの強弱を変化させたり、青/赤/緑/黄色など様々な色に変えるといったことが可能な多機能照明だ。こちらもスマートWi-Fiプラグのようにオン/オフ(点灯/消灯)をアプリ操作で切り替えられ、タイマーやスケジュール設定による自動切り替えにも対応する。

アプリから操作することで……
様々な色、明るさに変化させることができる

たとえば暗くなり始めた夕方に電球色で点灯し、就寝時間帯になったら暗くして、その後消灯させる、といった操作ができる。さらには前述したアプリのスマートモード機能を使うことで、それらを完全に自動化してしまうことも可能。スマートモードでは、天候や時間、日の出/日の入りに合わせて自動オン/オフするように指定できる。

夕方になったら点灯し、就寝時間帯は暗めの電球色にするなど、自由自在に調光可能
スマートモードで就寝時間帯に暗めにする設定を追加した

一方、人感センサー付きのスマートLED電球は、近づいたときに自動で点灯し、離れてしばらくしたら自動で消灯する機能を備えているのが特徴。クローゼットや洗面所、お手洗いなど、一時的に出入りするだけの場所に使うと、照明の切り忘れを防げるので節電効果が期待できる。

人感センサー付きのスマートLED電球を、洗面所など一時的にしかいない部屋の照明に使ってみた。切り忘れを防げるので節電にもつながりそうだ

「それだけでは従来のスマートではない人感センサー付き電球と変わらないのでは」と思うかもしれない。ところが、+StyleのスマートLED電球の場合は、先ほど説明したとおりタイマーやスケジュールの設定、スマートモードなどできめ細かな制御ができるのが利点となっている。

たとえば人の動きを検知したときに、その部屋のタイプや時間帯に応じた明るさで自動点灯させられる。広いクローゼットなら明るく点灯するよう設定したり、夜中のお手洗いは暗めに点灯する設定も可能だ。

クローゼットの照明に使ってみたところ。本来は電球を下向きに設置するのが正しい使い方だが、今回試した限りでは写真のように横向きにしても、筆者に反応して点灯した

また、一般的な人感センサー付き照明では、「じっとしていると思ったより早く消えてしまう」「必要な時にすぐ反応しない場合がある」「明るい場所で反応しない」などの不満を持っている人はいないだろうか? 今回使った製品では、動き検知後の点灯時間設定(30秒~1時間)、動き検知の感度設定(低/中/高)、照度レベル設定(昼間/夕方)なども可能。つまり、スマート家電にすることで、普段の生活をよりストレスの少ないものにできるというわけだ。

お手洗いに入ったことを検知したとき、夜間の場合は暗く点灯する設定にしてみた

そしてもう1つ、コーヒー好きの人にぜひ導入してほしいアイテムが「スマート全自動コーヒーメーカー」だ。コーヒー豆または粉コーヒーを入れ、水を入れたタンクをセットしておけば、あとは好きなタイミングで「実行」するだけでコーヒーをドリップしてくれる。本体だけで使うこともできるし、スマートフォンから操作することもできる。

「スマート全自動コーヒーメーカー」11,800円

手で豆を挽いて、お湯を沸かしてポットから少しずつ注ぐ……みたいな手間をかけることなく、手軽に本格的なコーヒーを飲めるのは、とにかくうれしい。もちろん、これもアプリ上でスケジュール設定ができるので、前夜のうちにコーヒー豆またはコーヒー粉と水をセットして時刻設定しておけば、起床のタイミングでモーニングコーヒーができあがっている、なんていう最高の目覚めを演出してくれたりもするのだ。

スマートドアセンサーで防犯。応用もしやすい!

日常の防犯に活用しやすいスマート機器もある。それが「スマートセンサー(ドア・窓)」だ。本体が2分割されていて、互いに近づいていれば「閉まっている」、離れていれば「開いている」と判定するシンプルなつくり。つまり、これをドアや窓に取り付けて、閉まっているときは両方が近づくように、開けているときは離れるようにセットしておくことで、ドアや窓の開閉をアプリ上で確認できるわけだ。

「スマートセンサー(ドア・窓)」3,680円

開閉のタイミングでスマートフォンに通知される仕組みなので、もし外出中に「開いた」という通知があれば、空き巣に入られたかもしれない、ということに気付ける。さらにスマートモードで天候の条件設定を活用し、「雨が降っていて、ドア/窓が開いていたら通知する」というような、うっかり忘れを防ぐ使い方もできるだろう。

窓が閉まっているときはスマートドアセンサーも閉まっていると判定
窓を開けるとスマートドアセンサーが離れ、開いていると判定される
固定用の両面テープやネジなどが付属している

窓やドア以外への応用もしやすい。たとえば宅配ボックスにスマートドアセンサーを取り付けると便利そうだ。最近ではECサイトで購入した商品が宅配ボックスなどにこっそり「置き配」されることも増えてきて、配達されたことに気付けない場合もある。そこで、スマートドアセンサーを宅配ボックス内に取り付けて開閉がわかるようにすれば、即座に配達に気づき、荷物をすぐに取り出せるというわけ。

ただし、スマートドアセンサーは防水性能を備えていないので、雨がかからない場所に設置しなければならないことと、宅内Wi-Fiの電波が届く範囲に設置する必要があることに注意しておこう。

宅配ボックスの中にセットしてみた
開けたタイミングで通知が届くので、宅配業者が荷物を入れた瞬間に気付ける。ただしセンサーに雨がかからないように

簡単にはじめられる声の操作。スマートスピーカー活用でもっと便利&ラクに

これらスマート家電/機器の多くは、音声による操作も可能になっている。Google Home(Nest)シリーズやAmazon Echoシリーズのスマートスピーカー、もしくはスマートディスプレイと組み合わせることで、アプリを立ち上げることなく、素早く簡単に家電を操作できるのが魅力だ。

スマートスピーカーがあれば、スマートWi-Fiプラグ、スマートLED電球、コーヒーメーカーなどを声で操作できるように。スマートスピーカーは4,000円前後からの価格で購入できる

Googleのスマートスピーカーで音声操作したいときは、+Styleアプリに機器登録済みの状態で、Google Homeアプリから下記の通り連携設定を行なうだけ。あとは「OKグーグル、〇〇をオンにして」と言えばスマートWi-Fiプラグに接続した家電を電源オンにできるし、「OKグーグル、○○をもっと明るくして」と言えばスマートLED電球の明るさを変えられる。

Google Homeアプリで左上の「+」をタップして、「デバイスのセットアップ」を選択
「Google と連携させる」を選び、サービス一覧から「プラススタイル」を見つけ、リンクすればOK

Amazon Echoシリーズのスマートスピーカーの場合は、+Styleアプリの「プロフィール」にある「その他のサービス」から「Alexa」を選んで、Amazon.co.jpのアカウントでログインするだけで連携が完了する。こちらも「アレクサ、○○をオンにして」のように話しかければ操作可能だ。スマートディスプレイであれば、音声だけでなく画面上でわかりやすくオン/オフなどをタッチで切り替えられるので、より柔軟な使い勝手を実現できるだろう。

+Styleアプリの「プロフィール」にある「その他のサービス」(左)をタップした後、「Alexa」(右)を選ぶ
Amazon.co.jpのアカウントでログイン(左)して、Alexaとリンクさせれば(右)準備完了
スマートディスプレイだと音声だけでなく画面上からも操作が可能に

スマートスピーカーを使って感じるメリットは、やはり手ぶらで家電を操作できること。料理中だったりして手が離せないときにも話しかけるだけでいいし、温かい布団に入ったまま照明を点灯/消灯したいものぐさな人にもちょうどいい。スマートスピーカーの使い方次第で、スマート家電/機器はさらに便利でラクに使えるようになるのだ。

声だけで明かりを点灯/消灯したいときも便利

在宅勤務、子育て、新生活……それぞれに合ったスマート家電&機器は?

ここまで説明してきたように、ちょっとしたスマート家電/機器を今の生活に追加するだけで、より快適な暮らしに変えていけることがおわかりいただけたのではないだろうか。

出費を抑えながらスマート家電を体験したいなら、まずはスマートWi-FiプラグやスマートLED電球を。さらにスマート化で快適さを追求するならスマートマルチリモコンやスマートドアセンサーなどを、1つずつ追加して徐々に充実させていくのもアリだ。

様々な例を紹介してきたが、必ずしも今回とり上げたスマート家電/機器をすべて導入しなければならないわけではない。その人のライフスタイルや、自宅環境によって必要なもの、必要ではないものは変わってくるので、自分の生活に最適なアイテムを厳選して使いたい。目的に合わせた構成を選べるのも、こうした機器の良さだ。

たとえば、今回紹介したアイテムのうち、筆者がライフスタイル別におすすめしたい組み合わせは以下のような感じ。+Styleではこれ以外にも多くのスマート家電/機器をラインナップしているので、ぜひ自分の暮らしにマッチするアイテムを選んでみてほしい。

ライフスタイル別・おすすめセット
【在宅勤務をもっと快適にしたい人向け】
・スマートWi-Fiプラグ
・スマートマルチリモコン
・スマート全自動コーヒーメーカー

スマートWi-Fiプラグ、スマートマルチリモコンで冷暖房機器をコントロールし、快適な仕事環境に。スマート全自動コーヒーメーカーがあれば休憩時間に合わせて温かいコーヒーを用意できる。
在宅勤務をしている人向けのセット
【子育て家庭向け】
・スマートWi-Fiプラグ
・スマートマルチリモコン
・スマートドアセンサー
・スマートLED電球(人感)

スマートWi-Fiプラグに接続した照明、もしくはスマートLED電球で室内をいつでも最適な明るさにし、子供が寝付きやすい環境を作る。スマートマルチリモコンで冷暖房をコントロールすればより快適な空間に。スマートドアセンサーで防犯にも気を配りたい。
子育て家庭向けセット
【新生活で一人暮らしを始める人向け】
・スマートWi-Fiプラグ
・スマートLED電球(RGB調色)
・スマートマルチリモコン

スマートWi-Fiプラグで節電しつつ、RGB調色機能付きのスマートLED電球を使って自分好みの空間で過ごせるように。スマートマルチリモコンを駆使して外出先から冷暖房をオンにすれば、帰宅直後から快適な室内にしておける。
新生活の一人暮らし向けセット
MasuoTVさんの「おうちスマート化」動画も配信中

人気動画クリエイターのMasuoTVさんが、動画でわかりやすく+Styleのスマート家電を紹介。詳しくは特設サイトでご覧ください。

https://plusstyle.jp/rd/210326masuo_article.html

(協力:プラススタイル株式会社)