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サンテックパワージャパン、親会社の会社更生を受けて新体制を発表

 サンテックパワージャパンは、親会社の体制変化を受けて、自社の新しい資本関係などを公表した。

 以前のサンテックパワージャパンは、サンテックグループ全体を統括するサンテックパワーホールディングスの子会社であるパワーソーラーシステムの100%子会社だった。

 しかし、今年3月にグループの基幹法人である無錫サンテックパワーが、会社更生法を申請したことをきっかけに、サンテックグループ全体の再建が課題となった。最終的に、無錫サンテックパワーは、同業である順風(Jiangsu)グループが支援を行なうことになり、実質的に会社更生が終了した。また、サンテックパワーホールディングスとの資本関係は解消された。

 「サンテックパワー」ブランドは無錫サンテックパワーが保有し、サンテックパワーブランドのモジュールを生産供給する。サンテックパワーホールディングスは、発電事業やサービス開発などに特化する見通しとなっている。

 この資本関係の変化に伴い、サンテックパワージャパンと、サンテックのシンガポール法人の株式はすべて無錫サンテックパワーに譲渡された。今後、サンテックパワージャパンは無錫サンテックパワーの100%子会社として、事業を継続する。

 リリースでは、「サンテックパワージャパンは、今回の一連の組織改革で、順風グループの強力な支援を得ることとなり、従来と変わらない高品質の製品およびサービスを提供する体制を維持し、今後も日本の市場に対して様々な形で更なる貢献をしてまいります」と述べている。

新しいグループ構成図(予定)。サンテックパワージャパンは、無錫サンテックパワーの100%子会社となる
従来のグループ構成図。サンテックパワージャパンは、サンテックパワーホールディングスの直系だった

伊達 浩二