東芝、ルートを覚えて2回くまなく掃除するロボット掃除機「スマーボ」

Smarbo(スマーボ) VC-RB6000

 東芝ホームアプライアンスは、掃除した場所を2回掃除するロボット掃除機「Smarbo(スマーボ) VC-RB6000」を、11月1日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は70,000円前後。

 室内を自動で掃除し、掃除終了後は充電器へ自動で戻る、ロボット掃除機の新製品。同社が9月に発売した「Smarbo V(スマーボヴィ) VC-RB8000」の下位モデルに当たる。

 VC-RB6000は、2つのCPUとカメラ機能、38個のセンシング機能による東芝独自の「ナビゲーションテクノロジー」によって、掃除した場所を記憶しながら、部屋を縦横1回ずつ、合計2回掃除する点が特徴。部屋をくまなく掃除できるという。なおVC-RB8000では、室内を縦横2回ずつ、合計4回自動掃除できる。

 また、掃除途中で充電器に戻る場合は、取り残しがないよう、運転再開時に中断した場所に戻って掃除を行なう。

 ゴミの掃除能力については、VC-RB8000に搭載された、新開発のパワーブラシを備えた「4段階お掃除システム」を採用。本体左右に備えられた「ダブルサイドブラシ」でゴミをかき集め、パワーブラシと強力モーターでゴミをかき上げ、付属のモップで床の拭き掃除を行なう。

 安全面については、運転中の壁への衝突や、階段・段差からの落下を防止するセンシング機能を採用。また、赤外線信号による仮想フェンスを設けることで、本体の動きを制御し、植木や家具に近づけないようにする「バーチャルガード」も1個備える。

 運転モードには、「自動/スポット/節電/手動」の4モードを搭載。節電モードは1回だけ掃除を行なうモードで、消費電力は自動モードより約13%削減できるという。

 このほか、運転音を通常の56dBから52dBに抑えて運転する「ターボOFF」、設定した時刻に自動で運転する「タイマー/デイリー」、動作内容を音声で知らせる「音声ガイド」機能も搭載している。

 本体サイズは355×93mm(直径×高さ)で、重量は3.7kg。充電時の消費電力は40W。バッテリーはニッケル水素電池で、充電時間は約120分。最長使用時間は約90分。






(正藤 慶一)

2012年10月22日 14:07