ソーラーフロンティア、世界最大のCIS薄膜太陽光発電所をドイツで始動

ドイツのブランデンブルク州ボホーで本日より発電を開始した太陽光発電所

 ソーラーフロンティアは、ドイツの太陽光発電インテグレーターBELECTRIC社と連携して、ドイツ・ブランデンブルク州ボホーに、CIS薄膜太陽電池としては世界最大となる太陽光発電所を建設し、本日より運用を開始したと発表した。

 同発電所には、ソーラーフロンティア製のCIS薄膜太陽電池を約20万5000枚を設置。CIS薄膜太陽電池とは、銅、インジウム、セレンを原料とした半導体を発電層に使用する太陽電池のことで、いずれも宮崎県・国富工場で生産されたもの。

 同社のCIS薄膜太陽電池は、発電効率が高く、経済的であるほか、パネルが黒一色で、景観に馴染みやすいという。塩とアンモニアに対する耐久性があり、沿岸部や農業地域にも設置できる。

 ベレクトリック・ソーラークラフトベルケ社のベルンハルト・ベック最高経営責任者は「今回のプロジェクトのパートナーとしてソーラーフロンティアを選んだ理由は、CIS 薄膜太陽電池の発電効率および信頼性の高さ、そして同社の長期事業戦略と生産技術の高さにあります」とコメントしている。






(小林 樹)

2012年5月23日 17:21