ソーラーフロンティア、最大出力150WのCIS太陽電池モジュールを出荷

最大出力150Wの新モジュール

 ソーラーフロンティアは、出力150WのCIS薄膜太陽電池モジュール「SF130-150」シリーズの出荷を開始したと発表した。モジュールの大きさは、1,257×977×35mm(幅×奥行き×高さ)。

 従来の第1世代モジュールは、最大出力92.5W、変換効率が11.6%だった。今回のモジュールは第2世代にあたり、最大出力150W、変換効率が12.2%に向上した。同社が公開している製品ロードマップでは、2011年に150W/13.3%、2012年に160W/14.2%を目標としている。今回の製品は、変換効率はまだロードマップに届いていないが、出力はロードマップ通りとなっている。

 なお、数週間以内に、155WパネルがTUV(ドイツ安全規格)およびUL(アメリカ保険業者安全試験所)の認証を得られる見通しとしている。

 CIS太陽電池は、銅、インジウム、セレンを使用した薄膜太陽電池で、原料からリサイクル処理まで環境を意識した設計となっている。また、設置容量(kW)あたりの実発電量(kWh)が高いとされている。






(伊達 浩二)

2011年7月15日 00:00