東京電力、柏崎刈羽原発5号機が25日に停止

~稼働中の原発は3基のみに
柏崎刈羽原子力発電所

 東京電力は、柏崎刈羽原子力発電所5号機を1月25日から定期検査のため停止すると発表した。定期検査の作業には約5カ月間かかるが、再稼働の日程は未定としている。

 柏崎刈羽5号機の出力は110万kWあるが、東京電力では、昨年冬期の最大電力である5,150万kWに対して220~310万kW程度の供給予備力を確保しており、節電の数値目標などは設定していない。

 これにより、稼働中の東京電力管内の原子力発電所は、柏崎刈羽6号機(135.6万kW)のみとなる。6号機も3月に定期検査入りする予定。

 なお、東京電力以外で稼働している原子力発電所は、北海道電力泊原発3号機と関西電力高浜発電所3号機の2基だけとなっている。定期検査終了が一番遅い泊原発3号機も4月下旬には定期検査に入る予定で、その時点で国内の原子力発電所はすべて停止する可能性が高い。






(伊達 浩二)

2012年1月24日 17:31