東北電力、初のメガソーラー「八戸太陽光発電所」運転開始

~3種類の太陽電池モジュールを混合配置
八戸太陽光発電所

 東北電力は20日、同社初のメガソーラー「八戸太陽光発電所」が営業運転を開始したと発表した。11月16日に試運転を開始していた。

 八戸太陽光発電所の新設工事は2011年2月25日に開始された。当初は2012年1月に営業運転を開始する予定だったが、年内に前倒しされた。

 八戸太陽光発電所は、青森県八戸市の八戸火力発電所の構内に立地する。出力は1,500kW、年間発電量は約160万kWh(一般家庭約500世帯分)。CO2排出量を年間約800トン(同約160世帯分)低減する。

 東北電力では、2020年度までに合計10,000kW程度のメガソーラー発電所を建設する予定としている。八戸太陽光発電所は、その先行開発地点として工事を進めていた。先行開発の目的から、3種類の太陽電池モジュールを採用している。各モジュールの比率は、多結晶シリコンが1,000kW、薄膜系シリコンが250kW、薄膜系化合物が250kW。






(伊達 浩二)

2011年12月21日 00:00