オーエス、コンセントからも充電できる携帯用太陽光発電「どこでも発電」

~ヨドバシカメラで先行発売
どこでも発電 GSR-111B

 オーエスは、家庭のコンセントからも充電できる携帯用の太陽光発電機「どこでも発電 GSR-111B」を、ヨドバシカメラのネットショップ「ヨドバシ.com」で10月14日より販売する。価格はオープンプライス。市場想定価格は45,000円前後。出荷は11月15日を予定している。

 巻き取り式の太陽電池シートを備えた、携帯用の太陽光発電機「どこでも発電」シリーズの新モデル。発電する際には、太陽電池シートを本体から引き出し、太陽光を当てることで発電する。発電した電気は、本体内のニッケル水素電池に蓄えられる。

 今回発売するGSR-111Bでは、従来モデル「GSR-110B」では用意されていなかった充電用のACアダプターを付属。家庭用コンセントからの緊急充電が可能になった。また、USB出力端子も、従来の1口から2口に追加された。出力は5Vで、スマートフォンの充電にも対応するという。

 さらに、本体のバッテリーパックも、ユーザー側で交換できるようになった。専用バッテリーパックは近日発売予定。一方で、どこでも発電本体同士を連結するケーブルは省かれた。

 太陽電池シート収納時の本体サイズは、510×85×110mm(幅×奥行き×高さ)。重量は2.8kg。出力は、DC12Vのシガーソケット、DC5VのUSBコネクタ。フル充電時間の目安は、太陽光発電で5時間、ACアダプタで約4時間。内蔵バッテリーの容量は2.0Ah(約20Wh)。太陽電池は、富士電機の16Wアモルファス太陽電池を採用する。公称出力は12W。

新製品では、AC電源で充電できるようになった。また、出力用USBポートも2口に増えたバッテリーパックは交換可能

 このほか「緊急災害セット」として、システム本体に加え、LEDランタンとUSB4ポートハブ、携帯電話充電用のケーブルとコネクタがセットになった「GSR-111B-S1」も、同時に発売する。市場想定価格は5万円前後。

 なおオーエスでは、東日本大震災の被災地に従来モデルを提供していたが、そこでの実際の意見や希望を踏まえた上で、今回のGSR-111Bをリニューアルしたとしている。






(正藤 慶一)

2011年10月14日 12:50