オリオン電機、AC100V出力できるポータブルバッテリ

~TVや扇風機を約4時間使用可能
ポータブルバッテリー「PBD1520」

 オリオン電機は、ポータブルバッテリー「PBD1520」を8月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は8万円前後の見込み。ドウシシャとの共同開発によるもので、大手小売店舗、TV通販などで販売される。

 ディープサイクルバッテリ(小型制御弁式鉛蓄電池)を使用したポータブルバッテリー。家庭での停電対策や、アウトドアでの電気製品の利用を目的としている。

 バッテリ容量は150Wh。充電は、家庭用コンセント(AC100V)、または自動車のシガーライターソケット(12~20V)、出力はAC100V/シガーライターソケット(12V)/USB(5V)の各端子。オプションとして、充電用ソーラーパネルセットの発売が予定されている。

 AC100V出力は150VAで、コンセントは2個用意される。波形はインバーターを搭載して、正弦波出力を実現した。バッテリーによる使用可能時間例は、扇風機や19型テレビで約4時間、ポータブル冷蔵庫で約2時間、ノートパソコンで約20時間としている。

 本体には、3段階のバッテリー残量表示や、非常用LEDライトが装備される。本体サイズは310×190×330mm(幅×奥行き×高さ)、重量は11kg。

本体上部には、ハンドルが装備されているAC入力だけのシンプルな本体背面操作パネル部分。AC100V出力が2つ、シガーライターソケットやUSB端子も備える





(伊達 浩二)

2011年8月3日 14:54