ヤマダ電機、池袋「LABI1 日本総本店池袋」明日オープン
ヤマダ電機「LABI1 日本総本店池袋」 |
ヤマダ電機は、東京・池袋の東口駅前に、ヤマダ電機「LABI1 日本総本店池袋」が、10月30日午前10時にオープンするのに先駆け、報道関係者を対象に内覧会を行なった。
同店は三越池袋の跡地に出店するもので、ヤマダ電機の都市型店舗のストアブランドであるLABIは、これまでに15店舗をオープン。今回が16店舗目となる。地下2階から地上6階までの売り場面積23,000平方m(約7,000坪)となり、ヤマダ電機としては最大規模。同店だけで、約150万点の商品を取り扱う。また、ヤマダ電機として都内では初となるレストランフロア「LABI ikebukuro dining」を7階に設置。さらに屋上には、池袋初となるフットサル専用コート「adidas FUTSAL PARK」を用意する。
環境、健康、エンターテイメントを店舗テーマとし、これまでの家電量販店の枠にとらわれない総合流通化を実現するという。
売上目標は、11月6日午前10時に旧「LABI池袋店」をリニューアルオープンするLABI1 池袋モバイルドリーム館とあわせて、初年度800億円を目指す。
ヤマダ電機代表取締役社長兼代表執行役員COO 一宮忠男氏 |
ヤマダ電機代表取締役社長兼代表執行役員COOの一宮忠男氏は「秋葉原の大手量販店(ヨドバシカメラ)が1,000億円弱、新宿の店舗で700~800億円。それならば当社ができないことはない」としたほか、「池袋は270万人の乗降客があり、日本で2番目に多い。それだけのマーケットがある場所。2年3カ月、LABI池袋店をやってきて手応えを感じている。すでに隣のビックカメラの店舗よりも売上が大きい」などとした。
また、LABI1 日本総本店池袋のオープンにあわせて、セゾンカードやエクポポイントカードなどとの共同キャンペーンを実施。池袋が街ぐるみとなってヤマダ電機の新店オープンを盛り上がることになる。
新店舗の看板には「1」という字が大きく刻まれている | LABI1 日本総本店池袋のオープンに合わせて、展開される店舗ポスター |
ヤマダ電機では、日本総本店池袋の出店にあたり、「新たに誕生する出店により山手線の家電激戦区の1つである池袋が家電の聖地と化す」、「この店を見ずして、家電は語れない!」という過激なキャッチフレーズで、池袋を基幹店として展開する。
一宮忠男氏はこれらのキャッチフレーズに関して「この店を見ずして、家電は語れない! という言葉を使ったのは、世界最大級の品揃えのほか、新製品を体験、体感できる提案コーナー、他店を圧倒する高率ポイントとリーズナブルな価格の実現、環境保護とECO活動を推進したECO訴求型店舗であることがあげられる。都市部の顧客は見る目が厳しい。今回の店舗は広い売り場を活用して、触っていただくことに力を注いだ。ヤマダ電機が展開してきたテックランド、LABIで培ったすべてのノウハウを注ぎ込み、ヤマダ電機らしい店舗を目指す」とした。
売り場構成は、地下2階が日用品、医薬品、加工食品など、地下1階は理美容機器、健康機器、照明器具、書籍、1階はテレビ、デジタルレコーダー、2階は携帯電話、オーディオ、デジタルカメラ、3階がパソコンソフト、パソコンサプライ、法人専用窓口、4階がパソコン、プリンタ、パソコン周辺機器、5階が冷蔵庫、洗濯機、調理家電、季節商品、6階がブランド品、おもちゃ、CD/DVDソフト、7階がレストランフロア、屋上がフットサル専用コートとなっている。
6階には、健康と美容をトータルでプランニングする「ビーコンシェル」や、眼鏡を販売する「ジンズ」、子供たちと楽しむことができる休憩スペース「キッズアイランド」などを用意している。
今回の記者会見に出席したヤマダ電機関係者。左から、LABI日本総本店池袋店長の森宗一郎氏、代表取締役社長兼代表執行役員COOの一宮忠男氏、取締役兼執行役員常務の仁藤知朗氏 |
LABI日本総本店池袋店長の森宗一郎氏は、「日本総本店という名前に負けない店にしたい。そのためには店員教育を徹底する考えで、それがお客様に喜んでいただけることにつながる」とした。
なお、30日午前10時のオープンの先駆け、午前9時40分からオープニングセレモニーを開催。ヤマダ電機代表取締役社長兼代表執行役員COOの一宮忠男氏のほか、ヤマダ電機のイメージキャラクターである俳優の高嶋政伸氏、豊島区の水島正彦副区長などがテープカットを行なう。
【20:15 画像追加】
LABI池袋総本店ではオープンを記念して日替わり限定のセールを行なう | 同じく池袋に本店を構えるビックカメラでは、LABI池袋総本店のオープンに合わせて既存店舗の大幅リニューアルを行なった |
一方、2007年7月にオープンした「LABI池袋店」は、10月より改装のため閉店としているが、11月6日午前10時に、LABI1 池袋モバイルドリーム館としてリニューアルオープンすることを発表した。
店内の様子は以下、写真で紹介する。
LABI1日本総本店池袋。その先にはビックカメラが出店している | 屋上からはサンシャイン60を望むことができる | 店頭ではすでにポイントカードの加入申し込みがはじまっていた |
売り場のなかの階段は三越時代のものをそのまま利用 | LABI1日本総本店池袋の各フロア構成図 | 家電維新を掲げるLABI1日本総本店池袋 |
■地下2階~化粧品や薬、洗剤などの日用品
地下2階の売り場構成 | ISPと地下街で直結している | 直結した地下道から入ってくる一般来店客を対象にして化粧品売り場を配置 |
資生堂との提携で、専門のアドバイザーが常駐 | 薬剤師を置き、薬の販売も行なっている |
調剤薬局もある。ここの本格稼動は11月中旬 | 日用品や食品、飲料などを販売。ヤマダ電機のレジとは思えない雰囲気 |
■地下1階~理美容家電、照明器具など
地下1階の売り場構成 | LED照明のコーナー。他社製品との比較が可能になっている |
男性用シェーバーの品揃えも圧巻だ | 歩数計も数多く取り揃えている |
■1階~テレビなどのAV機器
1階のフロア構成図 | 池袋駅側の1階の入口。メインの入口となる |
薄型テレビ売り場。広く通路をとっている | テレビ売り場のカウンターを大きく配置。さらに壁面の展示スペースはECOを意識してグリーンとしている | リンク機能の訴求を積極的に行なっている |
東芝が発売を予定するCELL REGZAを参考展示している | 裸眼で見られる3Dテレビも展示している |
■2階~携帯電話、デジタルカメラ、ビデオカメラなど
2階のフロア構成図 | 携帯電話売り場。アクセサリーの展示も豊富だ | コンパクトデジカメは用途別、利用者別に展示。お勧め製品コーナーもある |
ビデオカメラはその場で映像が見られるようにしている | ハイグレードオーディオコーナーもある |
■3階~パソコン周辺機器、ソフト、電話機など
3階のフロア構成図 | 企業向けのPC展示にも力を注いでいる |
子会社化したツクモとの連携がBTOや組み立てPCの販売で生かされる | 開店にあわせた福袋を用意。目玉商品だ。 |
■4階~パソコン
4階のフロア構成図 | ヤマダ電機最大規模の展示台数となるPC | モバイルPCの展示にも力を注ぐ |
PCや携帯電話、デジカメのデコレーションコーナー | Mac売り場は絨毯を敷いて、周りの売り場と一線を画す |
■5階~白物家電、実演コーナーなど
5階のフロア構成図 | 調理の実演コーナーを店内に配置した |
実際に使うことを展示のポイントとしている家電商品 |
白物家電商品の展示台数はヤマダ電機随一となる | エアコンの体感コーナー | 掃除機は6畳のスペースで4コーナー用意 |
部屋の雰囲気を再現してみせた | ワンポイントアドバイスも用意 |
オール電化の売り場 | 太陽光発電も展示している | ワインセラーなどの付加価値商品も多数展示している |
エコに対する訴求 | ヤマダ独自のパンフレットを用意 |
まとめ買いなどの相談に乗ってくれるコンシェルジュ | ラッピングコーナーはこのフロアに置いている |
■6階~おもちゃ、メガネ、ブランド品など
6階のフロア構成図 | 各種おもちゃの展示も充実している |
キッズコーナー「Yu Kids Island」。土日平日は20分300円で、500円支払えば、平日は一日中、土日は60分間使用できる。ポイントの利用も可能 | ビーコンシェル。マッサージなどを通じて美容と健康をサポートするという |
メガネを取り扱うJiNS。日本人のためのメガネを追求したという | 時計やバッグを取り扱うブランド品コーナー |
■7階、屋上~レストランフロア、フットサルコート
レストランフロアの構成図 |
レストランフロア。日本初出店の店もあるという | レストランフロアもポイントの利用が可能 | 池袋初となるフットサル専用コート |
※記事中の価格やポイント還元率は、当日の取材時点のものであり、これらの価格およびポイント還元率で販売されることを保証するものではありません。
(大河原 克行)
2009年10月29日 20:15