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ダイソン、新たな空気清浄機や掃除機をドイツで発表
2026年9月4日 12:30
ダイソンは、ドイツ・ベルリンにおいて新製品を多数披露する「UNVEILED」イベントを現地時間の9月3日に開催。新しい空気清浄機や掃除機、ヘアアイロンなどのほか、日本でも披露した電動歯ブラシを欧州向けに発表した。
登壇したチーフエンジニアのジェイク・ダイソンさんは、注目の製品としてフロス付き電動歯ブラシの「CameraJet」を最初に紹介。「ブラッシング中に歯のすき間を検知して、高精度なウォーターフロスを同時に行なう、世界初で唯一のカメラ付き電動歯ブラシ」とした。
新製品だけでなく、ダイソン製品を長く使い続けるための新たなサポートサービスを発表。アプリで製品の状況を診断するものや、ロボット掃除機購入者向けの初期設定などのコンシェルジュサービス、代替機も用意する徹底した修理プログラムなどを実施予定。
なお、これらはグローバル向け発表のため、既発売の電動歯ブラシ以外については、日本への導入を明らかにしていない。また、日本で発表された場合でもラインナップなどが異なる可能性がある。
ロボット掃除機はUV除菌付きの最上位など。自動ゴミ収集も登場
フロアケア製品は、ロボット掃除機やスティック型の水拭き掃除機を披露。
ロボット掃除機の最上位モデル「Dyson R3 Nurovi Spot+Scrub UV」は、新たにUVライトを備え、水拭きブラシに付いた見えにくい汚れまで、温水で除去するのが特徴。
吸引掃除に絞ったシンプルな「Dyson R1 Nurovi Dry」は、Twin Captureというシステムと高度なセンシングで微細粒子から大きなゴミまで集める。
吸引と水拭き両方に対応した「Dyson R2 Nurovi Wash+Dry」は、Twin Captureシステムに加え、四角形を描くように回転するモップパッドで部屋の角まで掃除を行なう。そのほか、日本の折り紙から着想したという構造で、ゴミを逃さず収集する。
スティック型の水拭き掃除機「Dyson W1 PencilWash」は、84,000本の高密度繊維ローラーを備え、12カ所からローラーに給水して、固形ゴミや液体、髪の毛を一度に除去できる。
会場で見つけた気になる製品としては、スティック掃除機に自動ゴミ収集ドックを備えたものがあった。円錐形ブラシのV10 Konicalというモデルに、ゴミ捨てと充電を行なえるドックを組み合わせて展示していた。
「ただの歯ブラシではない」CameraJet
ダイソンにとって新カテゴリーとなるオーラルケアの「Dyson CameraJet」は、1mm2の超小型カメラとAI画像解析で歯間をリアルタイムに検知。磨きながら微細な水流で高精度なフロスを行なう。
ジェイク・ダイソン チーフエンジニアは「ただの歯ブラシではないため、私たちはこれを『歯ブラシ』ではなく『カメラジェット』と呼びます。高精度なオーラルヘルスへと導くアシスタントであり、世の中に存在しない全く新しいもの」と自信を見せた。
デザイン一新した空気清浄機
空気清浄機は、刷新したデザインの「Dyson HushJet Big+Quiet Purifier」が登場。航空宇宙分野やヘアドライヤーなどの技術から着想を得た独自のHushJetノズルと静電フィルターによる捕集システムで、広いスペースにおいても毎秒330Lの空気を清浄するフラッグシップモデルと位置付けられる。
ヒーターと扇風機の機能も備えた1台3役の「Dyson HushJet Hot+Cool Purifier」や、コンパクトなモデル「Dyson HushJet Purifier」もラインナップ。
いずれもダイソンから5月に日本でも発売された同社初ハンディファンと共通のデザインも特徴的だ。
ヘアアイロンや3in1温風ブラシも登場
ビューティー製品は、ストレートヘアアイロンと、1台3役のホットエアブラシを発表した。
「Dyson Corrale CoolShine Straightener」は、熱ダメージを最小限に抑えながらスタイリングできるストレイトナー。水冷パイプが髪を通した直後に余分な熱を素早く奪うことでパサつきなどを抑えるという。
「Dyson AirSmooth」は、1つの動作で髪を持ち上げ、伸ばし、乾かすもので、毎日のスタイリングをラクにしてくれる。ループ形状のブラシと高圧気流によって、髪を傷めずに根元から毛先までツヤのある滑らかな仕上がりを追求している。
「ダイソンを使い続ける」新たなサポート体制も
一度買った製品を長く使い続けるための新たなサポートやサービスも発表。
「Never Without Your Dyson」は、アプリによる診断を行ない、必要な場合は修理や、その期間の貸出機提供なども含めたもの。
修理に出さなくても遠隔で診断する「Proactive Care」は、アプリを通じて製品の使用状況やフィルターの交換時期などを知らせるほか、AIを活用したデジタル診断も行ない、トラブルシューティングや疑問に会話形式でAIが答える。
ロボット掃除機などの購入者向けには、専門スタッフがビデオ通話で初期設定や部屋のマップ作成などまでをサポートする「White Glove Concierge」も提供する。
英国で10月1日から開始する公式整備サービス「Dyson Total Restore」は、75項目の点検や細部までのクリーニング、風量やバッテリーテスト、パーツ交換などで、新品同様へ蘇らせるというもの。
世界200カ所以上のダイソンのストアにおいて「Service Bar」を併設。エンジニアがその場で診断と修理を行ない、もし預かり修理となっても、最新モデルの貸出機を提供するため、ダイソン製品を使い続けられる安心感を提供するという。
ダイソンの新章。「買って終わり」ではない
登壇したチーフエンジニアのジェイク・ダイソンさんは、1992年のサイクロン式掃除機の発明を振り返り、デジタルモーターの小型化を経て生まれたヘアドライヤーのSuperSonicや、羽根のない空気清浄機の登場など、ダイソンのこれまでの発明と進化の歴史について説明。
その進化の新しいチャプターとして披露した電動歯ブラシのCameraJetの開発には、6年をかけて歯や歯ぐきの構造、ブラッシングについて研究。歯のすき間を見つけるためにAI機械学習を活用してテストを重ねてきたことに触れた。
製品の性能向上だけでなく、新しい保証サービスを開始する背景について「製品を買って終わりではない」とし、製品のコネクテッド化が進むにつれて、製品の故障などに気づく前に診断し、修理や交換の手配を自動で行なうといった未来が現実になりつつあるとした。

