ぷーこの家電日記

第633回

入っててよかったJAF! ロードサービスに助けられた夏休み

とうとう9月になってしまった。新学期とか夏休みとかそういう生活から離れて久しいけれど、それでも何となく夏休みが終わるという寂しさを感じる。大人の夏休みは短い。お盆のタイミングで休みになる会社もあるだろうし、好きなタイミングで夏季休暇を取れる会社もあって様々だ。

我が家は夫が固定で、私は好きなタイミングで休みを取る。以前は夫の休みに合わせて休暇を取り、一緒に帰省したりしていたけれど、ここ数年は形を変えてきている。

きっかけは義両親の介護が必要になってきたこと。実家が遠方なので帰るたびに行政や病院などと連携を取りながら進める必要があるうえ、以前より頻繁に帰らなくてはいけなくなったし、盆と正月の年に2回帰省してゆっくりするなぁんてことができない。

帰った時はやらなきゃいけないことが盛りだくさん。2人で帰ったところで交通費が倍になるだけということも多いので、夫1人で2回帰ったり、お盆をずらして週末+αで一緒に帰ったりという感じで、あえてお盆にまとめて帰省するということがなくなった。

そしてやることに追われて、私の実家に帰る機会があまりなくなった。幸い私の両親はまだ元気なので、その元気さに甘えて帰らずにいたけど、1度それぞれが自分の実家に帰省すると、それはそれで身軽で気楽でよかった。今流行りのセパレート帰省というやつだ。

そして帰省できなかった去年は、両親を東京に招待したら一緒に色々出かけられてよかったし、元気に動けるうちはこちらに来てもらうのもありだなと思っている。こうして臨機応変に形を変えつつ、私たちなりの帰省や家族という形を模索しているのである。

なぁんてちょっと大変そうなことを言いながらも、自分たちには自分たちの人生があるし、自分たちには自分たちの夏休みがある! やっぱり自分たちも楽しくやっていかなきゃ絶対にダメだという強い意志がある。

今年も夫は帰省中の忙しい合間に野球観戦に行ったり、大好きなラーメン屋に行ったりと息抜きを入れつつ、同年代のオジサマ4人で泊まりで花火大会に行くなど、短くも楽しい夏休みを満喫できたようだ。

私は私で8月最後の週末に新幹線に乗って友人宅に泊まりに行ってきた。我が家で「ちょっと帰省してくる」という言葉で通じるほどの場所になっている友人宅。ただ帰るだけでものっすごく癒されて元気が出る、私にとって最強の「里帰りスポット」で夏休みを満喫。今年の夏はどこにも行っていないので、唯一で最高の夏休みの思い出となった。

新幹線を降りて軽く食事をとって、そこから40分ほど電車に乗って移動。方向音痴の私にも既に慣れた場所だ。最寄りの駅まで友人が車で迎えに来てくれて家に帰る。稲刈りが始まった時期で、あたり一面が黄金色で美しい! この景色を見られただけで、もう十分に帰ってきてよかったー! と思った。

そしてお喋りしながら家の前の細い道に入って車を停めようとした瞬間に「ガコン」と音がして、2人で「あっっ!」と声が漏れた。そう、蓋が外れていた側溝に落ちてしまったのだ。そぉっと外に出てみると見事にきれいにタイヤがすっぽりハマっている。

お互いこんな車トラブルは初めて! 友人はただひたすらに申し訳なさそうにするし、私はただひたすら「すごい! ハプニング!」とはしゃいでしまう。家の中から油圧式のジャッキを持ってきて(持っているのもすごい。初めて見た)、2人で持ち上げられるか試みたけれど、ジャッキを設置できる隙間もない。

「どうしたもんか」と考えていた時にふと思い出した。「あ! 私JAF入ってる!!!」。1度も使ったことがないし、むしろ自分がずっとJAFに加入していたことを何年も知らずにいた。数カ月前に「そういえば、うちJAF入ってた。これ持っていたらいいよ」と、夫が私に会員カードを渡してきたのだ。

JAF(Japan Automobile Federation)、一般社団法人日本自動車連盟。入会費2,000円、年会費4,000円、家族会員年会費2,000円でさまざまなトラブルの際に心強いロードサービスが受けられるのである。知らぬ間に何年も夫が会員で、私も家族会員だったのだ。そしてこのJAFの会員サービスは、自分の車に紐づけられたサービスではなく、会員がレンタカーや誰かの車に同乗している場合でもサービスが受けられる。

財布の中を見てみると、とりあえず入れておいた会員カードが輝いて見える! 取り出す時に脳内でドラえもんがポケットから道具を出す時の音が鳴り響いた!

アプリからも依頼を出せるようだけど、そこに書いてある電話番号にとりあえず電話をかけてみる。オペレーターの方はとても親切で丁寧で「お怪我はございませんか?」から始まりとても優しい。状況を説明して「○時ごろ伺います」と返事をもらって一旦電話を切る。幸い農道のような、他の車が通るような道ではないので、念のための張り紙をして家の中でのんびり待つことに。

まだ申し訳なさそうな友人と「JAFってすごいね!」とはしゃぐ私とこれまた対照的。「今日の絵日記はこれだな」と、夏の思い出としては最高に心に残る体験である。しばらくゴロゴロ過ごしているとJAFの方が来てくれて、本当に手際よくサッと車を救い出してくれた。カッコいい! めちゃくちゃ親切で優しくて心強かった。

飲み物の1本でも用意しておけばよかったと気づいたのは帰ったあと。私が作業完了のサインをして、友人が財布を取りに戻ろうとする間に、費用も発生せず颯爽と帰って行ったのだ。友人が「え? た、タダー!?」と腰を抜かしそうに驚いていた。「私もJAF入る。自分のためじゃなくて、誰かのために入る!」と一瞬で心奪われていた(笑)。

そして、ロードサービスだけじゃなくて、会員限定のサービスなんてものもあるということも初めて知った。ドラッグストアで15%引きだったり、ハンバーガー屋さんでセット商品が250円引きだったり、色々割引サービスが充実しているのだ。

今回の1回のサービスで十分会費の元は取れている気がするけれど、せっかくなので、もっとJAF会員を満喫させてもらおうと思っている。いつも財布と心にJAFカードを。貴重な夏の思い出なのでありました。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まないアラフォー世代。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。