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オーブントースターから出火した事故も 揚げ物温める際は注意

オーブントースター使用中の事故に注意

独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)は、春の新生活シーズンに需要が高まるオーブントースターについて、改めて安全な使用方法を呼びかけている。

揚げ物をトレイなしで加熱し、庫内から出火

オーブントースター使用中、庫内から出火した事故事例では、揚げ物を加熱する際にトレイ(受け皿)を使用していなかったことに加え、くず受け皿も取り付けていなかったため、食品の油が庫内へ滴下。加熱し過ぎたことで、滴下した油から発火したものと考えられるという。

また別の事例では、揚げ物を加熱したまま使用者がその場を離れており、食品もしくは滴下した油から発火。庫内から出火し、周辺を汚損する被害が発生した。

NITEでは、生の魚や肉、揚げ物など油分を多く含む食品を調理する際は、必ずトレイを使用するよう呼びかけている。アルミ箔を敷いていても、端から油が漏れてヒーターへ接触するおそれがあるため、アルミ箔使用時もトレイを併用するよう注意している。

庫内の汚れが原因で発火するケースも

2022年に埼玉県で発生した事故事例では、オーブントースター庫内に油脂などの汚れが堆積していたため、ヒーターで過熱され発火したものと考えられている。

NITEでは、食品かすや油分が残った状態で使用を続けると、予期せぬ過加熱により発煙・発火するおそれがあるとして、油分を含む食品を調理した後は、庫内やトレイ、くず受け皿を小まめに清掃するよう促している。

また、パンくずが発煙や発火の原因となる場合があるため、パンを焼いた後も定期的な掃除が必要という。なお、清掃はやけど防止のため、本体が十分冷めてから行なうよう案内している。

パンくずが発火することもあるため定期的なお手入れが必要

加熱し過ぎによる発火にも注意

食品を必要以上に加熱した場合、発火に至るケースもある。特に油分を含む食品は、過加熱によって爆発的に燃えるおそれがあるという。

チーズや餅など加熱によって形状が変化する食品は、加熱中に垂れてヒーターへ接触する場合があるため、調理中は食品の状態を確認することが重要としている。

さらに、バターやマーガリンなど油脂を塗ったパンについても注意喚起。油脂分が発火するおそれがあるため、パンは焼いた後にバターなどを塗るよう呼びかけている。総菜パンや調理済みパンを温める場合も、加熱中は特に目を離さないよう注意している。

万が一、庫内で発火した場合は?

庫内で食品が発火した際は、まず電源プラグを抜き、火が消えるまでドアを開けないことが重要という。

庫内で発火した場合はプラグを抜き火が消えるまで扉を開けない

火が消える前にドアを開けると、空気が入り炎が大きくなるおそれがあり危険。また、ドアガラスは高温になっているため、水をかけると急激な温度変化でガラスが割れるおそれがあるとしている。

火が鎮まらない場合は、速やかに119番通報を行なうよう案内している。

NITEではそのほか、電源コードへの過度な力による断線や、製品上部に置いていた物が焼損する事故なども発生しているとして、取扱説明書の注意事項や警告をよく確認し、正しく使用するよう呼びかけている。