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空き巣は「無施錠」狙う一方、カギ締めず外出は3割も
2026年5月15日 10:04
空き巣などのニュースを見て、我が家がターゲットにされたらどうしようと不安に思う人もいるだろう。侵入窃盗の手口には、窓ガラスを割ったり玄関ドアをこじ開けたりするものなどがあるが、実は最も多いのが「無締まり(無施錠)」、すなわち鍵がかかっていない場所を狙ったものとなる。
実際に全国4,700名(各都道府県100名)を対象に行なわれた防犯意識調査においても、在宅中に無施錠の人は約24%(どちらも施錠していない8%/窓のみ施錠6.4%/玄関のみ施錠9.3%)、ゴミ出しや買い物など30分以内の外出時に無施錠の人は約33%(どちらも施錠していない12.3%/窓のみ施錠8.2%/玄関のみ施錠12.4%)と、意外にも多くの人が鍵をかけずに在宅、または外出していることが明らかになっている。
この調査を実施したのは、一般社団法人日本サッシ協会、一般社団法人板硝子協会、一般社団法人日本シヤッター・ドア協会、日本ウインドウ・フィルム工業会、日本ロック工業会らによる「5団体防犯建物部品普及促進協議会」(以下、協議会)。協議会は防犯建物部品の開発と普及促進、防犯講習会での講師活動などを行なっている。
なお短時間外出時の無施錠率は、全国単位では33%だが、県単位で見ると多いところでは47%と、回答者のほぼ半分が無施錠という県もある。このような結果から、まずは鍵を締めることが最も簡単で、今すぐできる対策だといえるだろう。
ただし、鍵をかけていても侵入されるリスクはある。自宅の防犯力を高めるには、どうすればいいのだろうか。協議会が制作に携わった「住まいの防犯リフォームガイド」によると、住宅の防犯対策には「抵抗性」「領域性」「監視性」「警報性」の4つがポイントになるという。
抵抗性とは、短時間で突破されないように窓やドアを強化すること。侵入者を諦めさせる「5分の壁」がキーワードだ。これは、侵入者の攻撃に対して窓やドアなどの開口部が5分耐えることができれば、約7割が侵入を諦めるという調査結果に基づいている。
協議会では、人為的破壊試験により侵入可能な開口ができるまでに5分以上の時間がかかることが確認された建物部品に「CPマーク」を付与しており、CPマークが付いた製品を選ぶことで、建物の防犯力を高めることができるだろう。
こうした開口部の侵入防止対策については、省エネリフォームと合わせることで補助金を受けられる場合もあるという。また、断熱リフォームなどで採用される「二重窓(内窓)」は、鍵も二重になることで侵入に時間がかかるうえ、防犯ガラスを採用すればさらに防犯力を高められることから推奨されている。
このほか、塀やフェンスなどで敷地内への立ち入りを防ぐ領域性、防犯カメラなどで不審な行動をチェックする監視性、部外者の侵入を知らせる警報性も重要となる。
これらのうち、防犯カメラや警報装置などは比較的求めやすく設置しやすいものが多い。まずはこうした製品を取り入れつつ、自宅の防犯力を高めていくのもいいだろう。
令和6年の警視庁統計資料によると、侵入窃盗の認知件数は年々減ってきている。とはいえ、令和6年は16,962件の侵入窃盗が認知されており、被害にあった住宅は約7割が戸建て住宅だ。戸建て住宅に住んでいる人はもちろん、集合住宅も被害にあわないわけでなはいため、日頃から戸締まりを強化するなど、防犯対策に意識を向けてみてほしい。











