自走するコーヒーマシンが実現?　ロボット自律搬送

GMOインターネットのオフィス内で、自律搬送するコーヒーマシンの実証実験がスタート

GMO AI＆ロボティクス商事(GMO AIR)とPreferred Robotics(プリファードロボティクス)は、自律搬送ロボット「カチャカ」を活用した実証実験を、GMOインターネットグループのオフィス内において3月17日より開始した。

実証実験は、オフィス環境における「移動式飲料提供」の有用性に関する内容。オフィス内においてコーヒーの提供方法の違いによる消費量の変化を測定して検証する。

2月17日～3月16日に実施したフェーズ1では、オフィス内の指定エリアにコーヒーマシンを設置して、コーヒーを提供。実施期間中の総数を記録し、消費量を測定した。

Phase 1では、オフィス内にコーヒーマシンを設置して、コーヒーを提供した

一方、今回のフェーズ2では、自律搬送ロボット「カチャカ」に専用シェルフを装着し、その上にコーヒーマシンを搭載。同ロボットが、オフィス内を移動しながらコーヒーを提供する。同様に実施期間中の総数を記録し、コーヒーの提供方法による消費量の変化を測定。オフィス環境における移動式飲料提供の有用性を検証する。

実証実験において、「カチャカ」による移動式コーヒー提供の有効性が確認できた場合、両社は本ユースケースを全国のオフィスに展開。さらに、ロボットの機能拡充や、オフィス以外の領域での活用モデルの開発を進め、「カチャカ」による新たな価値創造を目指すとしている。