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安全性高めた半固体系モバイルバッテリー、CIO初
2025年11月28日 07:05
CIOは、半固体系セルを搭載した薄型モバイルバッテリー「SMARTCOBY SLIM II Wireless2.0 SS5K」の予約販売を11月21日に開始した。価格は6,980円。
厚さ約8.7mmのスリムな本体に、CIOとして初めて半固体系セルを採用。同社は、電解液含有量10%以下であることを前提に、実測値と評価条件(環境・負荷・試験体数など)をクリアしたものを「半固体系セル」と位置づけている。
本製品に採用されたセルは、熱130℃・短絡・圧迫・落下・釘刺しといった過酷試験でも発火・爆発が確認されていない、高い熱安定性を実証したセルだという。さらに、クリアランス(膨張余裕)、区画(セルの仕切り)、難燃・放熱など、内部構造に関する同社独自の設計基準を満たしたコア設計レベル「NovaCore C2」を満たし、かつ、高温時の出力抑制など、ファームウェアによる安全制御を強化した制御レベル「NovaSafety S2」を組み合わせることで、安全性と日常使いの快適さを両立したという。
また、ファームウェアによる温度制御「NovaSafety S2」により、内部温度を常時監視し、高温時には自動的に出力を抑えることで安全性を高めているとする。
Qi2規格による最大15Wのワイヤレス充電に対応し、MagSafe対応iPhoneに吸着して充電できる。USB Type-Cは最大20W出力に対応し、パススルー充電にも対応。モバイルバッテリー本体は約130分で満充電になり、本体が満充電になるとデバイス側への直流回路に自動で切り替わるため、バッテリーセルの劣化を抑えられるという。
容量は5,000mAhで、スマートフォンの充電に適した大きさ。本体サイズは約70×8.7×102mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約121g。カラーはブラック、シルバーの2色展開。



