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エコフローの高出力ポータブル電源DELTA 3 Max Plus。業界初のAC 2分割利用も
2025年9月10日 16:00
EcoFlow Technology Japan(エコフロー)は、容量2,048Whのポータブル電源「EcoFlow DELTA 3 Maxシリーズ」を9月24日に発売する。価格は、定格出力3,000Wの「EcoFlow DELTA 3 Max Plus」が249,800円、同2,200Wの「EcoFlow DELTA 3 Max」が209,800円。ECサイトでの先行予約は9月17日に開始する。
定格出力3,000W(サージ6,000W)のEcoFlow DELTA 3 Max Plusと、2,200W(同4,400W)の高出力を実現した、リン酸鉄リチウムイオン電池のポータブル電源。DELTA 2 Maxの後継であり、容量2,000Whクラスで約2年ぶりの新製品となる。AC出力ポートは最大2,000Wの4系統。
EVのインバーターにも使われているSiC(炭化ケイ素)パワー半導体を業界で初めて採用。電子レンジやドライヤー、電動工具などの高出力機器を安定して稼働できるという。従来モデルDELTA 2 Maxから、新しいDELTA 3 Maxは約2.7kg軽くなった。
上位機のEcoFlow DELTA 3 Max Plusには、新たに業界初というACポートの2グループ分割運用に対応。これは、バッテリー残量が少なくなると、2つのグループのうち片方の優先度の低い機器をオフにできるもので、例えばポータブルエアコンを優先的にしておくと、残量が少なくなった際に他の照明などをオフにして、エアコンを長く使える。
さらに、DELTA 3 Max Plusのみ別売の外付けバッテリーで容量追加も行なえ、最大10,240Whに拡張できる。本体への充電は、AC、ソーラー、自動車の走行、走行+ソーラーの4種類。走行+ソーラーでは約1.2時間で充電できる。
AC以外の出力は、DELTA 3 Max PlusのUSB Type-Cが140W×1、または45W×2。アンダーソン出力は最大378×1。DELTA 3 MaxのUSB Type-Cが100W×1または30W×2。それ以外は共通で、USB Type-Aが18W×1、シガーソケットが最大126W×1。
AC入力は1,500W。DC入力はソーラー(XT60、500W×1)。AC入力の本体充電時間はいずれも約108分。
本体サイズと重量は、EcoFlow DELTA 3 Max Plusが494×242×305mm(幅×奥行き×高さ)、約22.1kg。EcoFlow DELTA 3 Maxが494×239×305mm(同)、約20.3kg。
バッテリー寿命は10年間としており、このうち5年間を保証している。