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EcoFlow、蓄電池のように使える大容量ポータブル電源

大容量・高出力の新モデル

EcoFlow Technology Japan(エコフロー)は、3,072Wh大容量・定格3,000W高出力のポータブル電源「DELTA 3 Ultraシリーズ」を、11月6日に発売する。容量を拡張できる「DELTA 3 Ultra Plus」、容量拡張機能は非対応の「DELTA 3 Ultra」の2機種をラインナップ。価格は順に369,800円、349,800円。

左から「DELTA 3 Ultra Plus」、「DELTA 3 Ultra」

大容量・高出力ながら可搬性や扱いやすさも考慮した設計のポータブル電源。簡単な施工で家庭用蓄電システムのように使える点を特徴とする。

DELTA 3 Ultra Plusは、簡単な施工を行ない、市販の切り替え分電盤と接続することで、簡易的な特定負荷型蓄電池のように使用可能。キッチンや寝室などに設置すれば、いつもと同じコンセントから蓄えた電力を効率的に活用でき、停電時も普段通りに電力を使えるという。大規模な施工が不要なため、戸建てだけでなくマンションや集合住宅にも導入しやすくなっている。

家庭内常設にも便利

さらに、別売の拡張用バッテリーをケーブルで接続するだけで、容量を11,264Whまで増設可能。煩雑で高コストな施工が不要なため、ライフスタイルや利用シーンの変化に合わせて最適なシステムを簡単に構築できるという。

DELTA 3 Ultra Plusは容量を拡張できる

本体の充電は、ACのほか、別売オプションを使ったソーラー/走行充電にも対応。最大1,600Wのソーラー充電に対応しており、最短2.4時間で充電できる。加えて、1,000Wの走行充電が可能なため、日中や運転中に蓄えた電気を活用することで手軽に節電できるという。

ACコンセントからの充電時間は0~100%まで約2.6時間。EcoFlowアプリと連携してTOU(時間帯別料金)モードを活用すれば、電気料金の安い時間帯に充電して経済的に電力を使用できる。

最大1,600Wのソーラー充電に対応

DELTA 3 Ultraは容量3,072Wh・定格3,000W出力で、基本的な性能はDELTA 3 Ultra Plusと同等。容量拡張機能には対応していないが、炊飯器やドライヤー、エアコンなどの家電から、電動のこぎりやハンマードリルといった電動工具まで安定して動かすことが可能。

両モデルともキャスターとハンドルを搭載。車中泊やアウトドアシーンにも対応し、災害時は避難所まで運んで非常用電源として使うこともできる。

キャスターとハンドル付きで持ち運びやすい

DELTA 3 Ultra Plus/DELTA 3 Ultraの本体サイズは、613×328×395mm(幅×奥行き×高さ)/626×328×395mm(同)。重量は約33.7kg/約32.7kg。いずれも出力ポートはAC(最大2,000W)×4、AC(最大3,000W)×1、USB Type-C(140W)×1、USB Type-C(45W)×2、USB Type-A(18W)×1、シガーソケット(126W)×1。バッテリー素材はリン酸鉄リチウムイオンバッテリーで、サイクル数は4,000回で約70%。保証期間は5年。