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リコー、電力自由化に向けて低圧電力の販売を検討

 リコージャパンは、電力小売事業に本格参入することを発表した。すでに関東・関西地域で販売している高圧電力は、2016年1月から販売地域を中部・東北・九州に拡大。2016年4月の電力小売自由化に向けて、低圧電力の販売も検討中だという。

 今回の参入は、スマート社会の実現に向けたサービス事業強化の一環として行なうとしている。大規模の工場や事業所だけでなく、中小規模の事業所や店舗に対しても新電力への切り替えを提案する。

 これにより、電力使用量を可視化して効率的な運用を行なうためのシステムや、省エネ性能の高い空調や複合機などをワンストップで提供。安定かつ低価格での電力供給や、効率的な運用による低コスト化、CO2排出量の削減を推進していく。

 同社は、今後もスマート社会の実現に向けたさまざまなサービス事業を展開し、持続可能な社会づくりに貢献していくという。

西村 夢音