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東芝、白物家電の海外事業において販売戦略・体制を見直し

 東芝ライフスタイルは、中国およびASEAN地域において、白物家電事業の販売戦略や販売体制などを見直すことを発表した。今回の見直しは、昨今の円安や市況停滞の影響を受けて、競争力や収益力強化の一環として実施するという。

 中国市場においては、スカイワース社と白物家電(冷蔵庫・洗濯機・掃除機)の、販売と製造の戦略的な提携を10月から開始。スカイワース社に白物家電の中国国内での販売権を付与し、東芝ライフスタイルの販売子会社2社は精算手続きを進めていく。スカイワース社は、テレビ事業において中国トップクラスのシェアを有しており、同社の強固な販売・サービスのネットワークを活用することで、製品の販売拡大を図るとしている。

 ASEAN地域においては、シンガポールの販売子会社に置いていた、マーケティング統括および販売機能をタイの製造子会社に移管。一体運営でより効率化し、固定費削減を図っていく。

 同社は、白物家電事業の競争力および販売力の強化により、収益力の向上に継続的に取り組んでいくとしている。

西村 夢音