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オムロン、動作音がより静かで快眠をサポートするパーソナル保湿機

オムロンヘルスケア「パーソナル保湿機 HSH-101」

 オムロンヘルスケアは、スチームで睡眠中の顔周りを保湿する「パーソナル保湿機 HSH-101」を、10月19日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は32,800円前後(税抜)。

 部屋全体でなく、顔周りなどを集中保湿するパーソナル保湿機の新モデル。独自の上下2段の吹き出し構造で、約45℃のスチームとともに常温風を発生させる。風を吹き出すことでスチームの上昇を抑え、水平方向に約50cm~75cmまでスチームを届けるため、就寝中の鼻や喉を潤わすことができる。なお、同製品は三菱電機と共同で開発された。

 新モデルでは、睡眠中の運転音を抑えるため「滑らか運転」を新たに採用。従来モデルでは、間欠運転中に電源のON/OFFの切り替え音が気になるという声があった。動作音は約27dBと従来モデルと変わらないが、HSH-101ではON/OFFの切り替えをソフトにして音の聞こえ方を改良したという。

 また、就寝中にランプが消えて、光が気にならない「消灯モード」も搭載する。

上下2段の吹き出し構造
水平方向にスチームを届けるため、顔周りを保湿できる
スチーム発生口の上部に常温風の発生口を備え、スチームの上昇を防ぐ
音の聞こえ方を改良した「滑らか運転」
消灯モードも用意

パーソナル保湿機で質の良いノンレム睡眠をサポート

オムロンヘルスケア マーケティング部 ねむりラボ課 睡眠改善インストラクター 西口 恵氏

 同社は、より良い眠りを提案するプロジェクト「ねむりラボ」を展開しており、パーソナル保湿機は、睡眠中の乾燥を防いで快眠に役立つ製品だとしている。

 オムロンヘルスケア マーケティング部 ねむりラボ課 睡眠改善インストラクター 西口 恵氏は、ねむりについて次のように語った。

 「私たちが眠るのはその日の疲れを回復するためであり、疲れは“体と脳”の2種類あります。特に脳は、考え事をしたりパソコンでの作業やストレスなどで疲れていきます。そうした脳の疲れを回復させるためには、深く眠りについている状態のノンレム睡眠が重要です。寝つき後の3時間が一番深い眠りになるので、その時間に質の良い睡眠をとることが大切になります」

ノンレム睡眠が脳の疲れを回復させるという
寝つき後3時間が一番深い眠りになる

 西口氏は、ノンレム睡眠時に質の良い眠りをとるためのポイントとして、「入眠時のリラックス」「睡眠中の快適さ」「日中のしっかりした覚醒」の3つを挙げた。パーソナル保湿機は「睡眠中の快適さ」を保つのに役立つとしている。ユーザーに調査した結果、睡眠中にパーソナル保湿機を使用して約7割の人が喉や鼻のうるおいを実感したという。

 また、睡眠中にパーソナル保湿機を使った状態で、センサーで眠りの傾向を分析する「睡眠計」を使用するという実験を行なった結果、約8割が眠りの変化を感じたという。睡眠計の結果では、パーソナル保湿機を使うようになってから寝つきにかかる時間が短くなった、ノンレム睡眠の時間が増えたなどの兆候が現れたとしている。

パーソナル保湿機と睡眠計を併用しての実験も行なった
約8割が眠りに変化を感じたという

保湿が必要か知らせてくれる「保湿ナビ」

 このほか機能面では、保湿が必要なタイミングを教えてくれる「保湿ナビ」を新搭載。電源OFFの状態でも、コンセントを差していれば本体の温湿度センサーが部屋の状態を検知する。肌や喉のうるおいが必要なタイミングになると、サボテンマークの「保湿ナビ」ランプが点灯して知らせてくれる。

 また、送風のみのモードも新たに用意した。電源ボタンを長押しすると、スチームを発生させない送風モードになり、夏場の暑い時期などに便利だという。4/6/8時間の切タイマーも備える。

保湿が必要な状態だとサボテンマークが点灯する(写真はデモ用のスケルトンモデル)
送風モード時は、タイマーボタンの上にあるマークが点灯

 本体サイズは、150×328×277mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約2.9kg。タンク容量は約1L。スチーム発生量は最大で210ml/時。本体カラーはホワイト、ピンク、グレージュの3色。ピンクとグレージュは数量限定モデルとなる。

本体カラーはホワイト
ピンクとグレージュが数量限定で販売する

西村 夢音