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スマホと連携するベーゴマの最新進化形「ベイブレードバースト」
(2015/4/15 18:48)
タカラトミーは現代版ベーゴマといえる、ベイブレードの第三世代「ベイブレードバースト」を7月下旬に発売する。コマ本体と発射装置にスマートフォン連動デバイスが付く「DX スターター ヴァルキリー・ウイング・アクセル」「DX スターター スプリガン・スプレッド・フュージョン」、コマ本体に発射装置が付属した「スターター ラグナルク・ヘビー・サバイブ」「スターター ケルベウス・セントラル・ディフェンス」の4セットを用意。価格は順に各2,200円(税抜)、各1,200円(同)。
ベイブレードバーストは、発射装置(ライトランチャー)を使うことで、コマを回すスキルがなくても誰でも簡単に回せるベーゴマの現代版。ベーゴマ同様に複数人で回して、長く回り続けた方が勝利、というゲーム要素を楽しむものだ。
さらにバースト(破壊)ギミックが用意されたのが前モデルとの違い。これは、3つのパーツで構成されたコマ本体が、回転中に突然バラバラになるというもの。タカラトミーによれば、この新たなギミックが加えられたことで、相手を破壊して勝つ爽快感や、自分のコマがバラバラにされて負ける悔しさが増し、子どもたちの闘争本能を掻き立てるという。
「DX スターター ヴァルキリー・ウイング・アクセル/スプリガン・スプレッド・フュージョン」には、スマートフォン連動デバイス「ベイロガー」が付属。ベイロガーと発射装置「ライトランチャー」をつなげることで、日々どれだけベイブレードバーストを回したかや、購入したパーツのカスタマイズ履歴、参加した大会での結果などさまざまの情報を記録しておける。なお、これらの情報は、スマートフォンとベイロガーを接続し、専用アプリによって閲覧可能となる。
同製品の発表会では、タカラトミーのハロルド.G.メイ代表取締役副社長兼COOが「理想のおもちゃとは年齢や性別、国籍を問わず人間の本能に訴えかけ、対人コミュニケーションを促すもの。そしてアナログの良さが伝わるものです。同時に、現在の消費者に提供するものとしてデジタルの要素を組み込みました。そうすることで、どんどん理想のおもちゃに近づいていく。今回のベイブレードバーストは、こうした理想のおもちゃが必要な条件を満たしている」と説明。
さらに製品担当の高岡悠人さんは「バーストギミックが入ったことで、より心が入って、バトルに熱がこもり、子どもたちがさらに楽しんでくれると思う」と最新作の魅力を語った。
1999年にベイブレードの第一世代、2008年に第二世代を導入。同シリーズは、世界で累計3億5,000万以上を出荷し、特に国内では社会現象とも言える状況を出現させた。同社によれば、今回のベイブレードバーストもマンガ化を進めるとともに、各地で大会を開催することでヒットさせたいとする。