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アイリスオーヤマ、北欧デザインで住宅用照明に本格参入
(2014/11/12 15:12)
住宅向け照明に本格参入
アイリスオーヤマは、法人向けLED照明事業に置ける住宅向け照明の品揃えを大幅拡充することを発表した。来年3月をメドに現在の324品番から、624品番まで取り扱い製品を倍増する。
具体的な内容としては、「Philips hue」と親和性の高い照明器具、北欧デザインを採用した「デザイン照明」、基本照明の品揃えを約2倍にするの3つを掲げる。アイリスオーヤマでは、これらの戦略により、総合照明メーカーとして販路を強化し、2015年度の住宅照明において115億円の売上を目指すという。
デザイン性に優れた「デザイン照明」は同社としては初めての試みで、開発に当たっては既存の住宅のデザインや傾向などを徹底的に検証したという。その結果、北欧風のシンプルかつあたたかみのあるインテリアを採用している住宅が多く、照明はダウンライトなどと組み合わせた多灯照明が多かったという。
それらを踏まえて、同社では住宅用のデザイン照明として「北欧デザイン」を採用する。特徴的なのは、ペンダントライトのデザインが豊富な点。ホーロー調、冬を意識したシンプルなデザイン、本物の木を使ったデザイン、クリスタルガラスビーズを採用したものなどをラインナップする。いずれも来年3月をメドに順次発売予定で、価格などは未定。
次の戦略として、今年1月に戦略的パートナーシップを結んだフィリップスが発売する「Philips hue」と親和性の高い照明器具を展開する。Philips hueは、1,600万色以上の光色や明るさを調節できる照明システムで、Wi-Fi経由でスマートフォンから操作可能。アイリスオーヤマでは、様々な光色を再現するPhilips hueと相性の良い、光を自然に広げる照明器具を展開する。
ガラスやポリプロピレンなど光の透過性が高い素材を採用しており、ペンダント、フロアランプ、スタンドライトなどが用意される。
また、従来より展開していた基本照明の品揃えを大幅に拡充する。現状約111品番を展開するが、来年3月までに約100アイテムを追加発売するという。いずれも、光のムラやまぶしさを抑えた「くつろぎの光」を採用しており、LEDならではの省エネ性、機能的なデザインを備える。
ラインナップは、廊下や階段に設置する室内用ブラケット照明、浴室灯・ポーチ灯、キッチン用のシーリングライト、ダウンライトなど。