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炊きムラを抑えてさらに美味しくなった南部鉄器釜の高級炊飯器

極め炊き 南部鉄器 極め羽釜 NP-WT10

 象印マホービンは、ムラなく炊き上げる高級炊飯器「極め炊き 南部鉄器 極め羽釜 NP-WT10」を7月21日より発売する。希望小売価格は140,000円(税抜)。

 同社の最高級モデルにあたる、5.5合炊きの圧力IH炊飯器。内釜に岩手県の伝統工芸品「南部鉄器」を採用している点が特徴。鉄は発熱効率や蓄熱性が高いため、かまど炊きのように激しい熱対流を起こして、お米を芯からふっくらと炊き上げるという。

 2011年の発売開始以来、南部鉄器モデルは毎年モデルチェンジを重ねている。新製品では、内釜底面にアルミ溶射によって微細な凹凸を施した。これにより炊飯時に細かい泡が発生して激しい熱対流を起こし、炊飯中の温度ムラを改善し、美味しさを高めたという。

 また、従来は釜の内側のみに施していたプラチナ含有コーティングを、内ぶたにも採用。プラチナナノ粒子と遠赤外線効果によって、ごはんの甘み成分である還元糖が昨年モデルの「NP-WS型」より5%アップさせたという。

実際に試食してみると、もちもちとした食感ながら米粒が立っていて美味しかった
見た目にはわかりにくいが、釜底は触るとザラザラとして凹凸がある
炊飯時に細かい泡が発生して激しい熱対流を起こし、炊きムラを抑える
プラチナを含む物質でコーティングして、ごはんの甘み成分をアップさせた

 このほか変更点として、玄米を美味しく炊きあげる「熟成炊き(玄米)」を追加した。また保温機能には、約73℃の高めの温度で保温する「高め保温」機能を採用した。

 従来通りの機能として、前回食べたごはんの感想を回答して、好みの味に近づける「わが家炊き」メニューや、蒸気を約80%抑える「蒸気セーブ」メニューなどを搭載している。

 本体サイズは295×365×240mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は8.5kg。電源コードの長さは1m。消費電力は1,360W。カラーはプライムブラックのみ。

NP‐WB10

 同時に、南部鉄器ではなく通常の内釜を採用した圧力IH炊飯器「極め炊き 極め羽釜 NP‐WB10」も発売する。希望小売価格は120,000円(税抜)。

 NP‐WB10は、NP-WT10と同じ内釜形状を採用。さらにNP-WT10と同じく、釜底には微細な凹凸のブラスト加工、内ぶたにはプラチナコートを施している。

 本体サイズは295×365×240mm(同)。本体重量は8kg。電源コードの長さは1m。消費電力は1,360W。カラーはプライムホワイトとプライムブラウン。

小林 樹