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東芝製の縦型洗濯乾燥機58万台に発煙発火の恐れ

2011年6月に発売されたAW-80VK

 東芝ホームアプライアンスは4日、2005年7月から2011年11月までの期間に、同社の生産した縦型洗濯乾燥機30機種、計583,675台について、運転中に発煙発火する可能性があるため、無償で点検・修理すると発表した。

 対象製品は、同社が生産、販売した製品29機種582,077台と、同社が生産し良品計画が販売した製品1機種1,598台となる。

 発煙発火の原因は、モーターや排水弁などの配線の劣化により、運転時の振動でまれに断線し、生じた火花が潤滑剤(シリコングリス)を塗った発泡ポリエチレンに着火するためとしている。

 対象製品については、東芝家電のサービス部門「東芝テクノネットワーク」の技術者、または東芝グループの技術者が訪問し、配線やクッション材の点検・修理に加え、延焼防止対策として、配線の下に不燃布や不燃シートを追加する。

 この件に関する問い合わせは、東芝および良品計画の各告知ページに記載された連絡先で受け付けている。

対象製品の概要
東芝が販売した洗濯機の形名は、操作部の右、または左に記載されている
良品計画が販売した洗濯機の形名は、フタの裏側に記載されている

中野 信二