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11月の家電出荷額、1,721億円で前年をわずかに下回る

 社団法人日本電機工業会(JEMA)は、2012年11月の家電出荷額を発表した。国内出荷額は前年同月比1.5%減となる1,721億円で、2カ月連続のマイナスとなった。

 11月後半に気温が平年を下回る日が多く、暖房器具と加湿器が好調だった。製品別では、エアコンの出荷額が前年同月比4.8%増の360億円で、出荷台数は同比5.8%増の43万5千台となり、金額と台数ベースで2カ月ぶりにプラスに転じた。また、電気ストーブは同比10.5%増の35億円、電気カーペットが同比12.5%増の26億円、加湿器は同比22.2%増の20億円と伸びた。

 一方で冷蔵庫と洗濯機、炊飯器、掃除機は軒並み前年を下回った。冷蔵庫の出荷額は同比0.6%減の303億円で4カ月ぶりのマイナス、洗濯機は同比1.4%減の229億円で2カ月連続のマイナス。炊飯器は同比6.5%減の93億円、掃除機は同比1.6%減の97億円とともに前年を下回った。

11月の家電出荷額は1,721億円で、急な冷え込みから暖房器具や加湿器が好調

小林 樹