パナソニック、太陽光発電の電力だけで皆既日食を生中継

 パナソニックは、11月14日にオーストラリア北部で観測できる皆既日食を、太陽光発電の電力のみを使い、USTREAM上でライブ中継する。

太陽光から創った電力を使って、太陽を撮影。USTREAM上で生中継するという

 中継に使用する機材は、発電に「HIT太陽電池パネル VBHN235SE10」を10枚、充電に「ポータブル電源 CB-LS01H」を30台、撮影に「フルハイビジョン・ムービー一眼 Lumix GH2」6台などを使用する。全て太陽光パネルで発電し、充電した電力のみを使って撮影・中継するという。

使用される「HIT太陽電池パネル VBHN235SE10」「ポータブル電源 CB-LS01H」「フルハイビジョン・ムービー一眼 Lumix GH2」
オーストラリア・ケアンズ周辺の皆既日食マップ

 中継地点は2カ所設けた。メインカメラはポートダグラス(Port Douglas)の海岸、サブカメラはフィッツロイ島(Fitzroy Island)の丘の上から撮影する。

 日食は、日本時間2012年11月14日未明に起こる。中継開始の予定時刻は午前3時半で、日食の始まりは4:44:54。皆既日食は5:38:45から始まり、クライマックスは5:39:36から1分40秒間となる。皆既日食は5:40:26に終了し、日食は6:40:14に終わる。中継終了の予定時刻は午前7時。

世界各地の日食ライブ時間表

 皆既日食(total eclipse)は、太陽と地球の間を月が横切ることで、太陽が月に隠れる現象。同社が太陽光発電の電力のみで日食をライブ中継するのは、今年5月に富士山で実施した、金環日食の中継に続き2度目となる。






(小林 樹)

2012年11月9日 16:20