東芝、肌や食べ物をキレイに見せるLED電球「キレイ色」

キレイ色 -kireiiro-

 東芝ライテックは、自然な色彩を再現する高演色タイプのLED電球「一般電球形 8.8W キレイ色-kireiro-」を、9月25日に発売する。電球色の「LDA9L-D-G」、昼白色の「LDA9N-D-G」の2タイプが用意され、希望小売価格はいずれも4,830円。

 明るさが白熱電球40W相当の、E26口金のLED電球で、照らされる物の色を自然に再現する演色性の高さにこだわった点が特徴となる。

 LED電球では一般的に、演色性の高さを示す「平均演色評価数」が、電球色タイプではRa80、昼白色タイプではRa70相当のものが大半だった。しかしキレイ色では、LED発光部の蛍光体に緑色と赤色を追加し、さらに蛍光体の調合を最適化。キレイ色の電球色・昼白色タイプとも、平均演色評価数がRa90と高い数値となった。

 また、同社がモニターによる視感調査を行なったところ、「従来のLED電球よりも肌や食べ物などの見え方が好ましい」という結果になったという。また、色域面積比を用いた鮮やか度指標においても、キレイ色が従来のLED電球よりも、色鮮やかに見えるという結果になった。

 同社では、キレイ色のLED電球は肌の色をキレイに、食べ物をより鮮やかに照らせることから、鏡のあるお風呂場、食事をするダイニングやキッチン、理美容関係の店舗や飲食店の照明にもお勧めとしている。

 また配光角は、白熱電球や電球型蛍光灯に近い約260度。LED電球特有の不快な眩しさを低減し、ソフトな光を実現しているという。

 本体サイズは60×119mm(直径×高さ)で、重量は165g。全光束は電球色タイプが540lm、昼白色タイプが550lm。定格消費電力は、白熱電球40W形の約76%減となる8.8W。寿命は白熱電球40W形の約40倍に当たる40,000時間。

東芝が行なった、モニターによる視感調査の結果。従来のLED電球よりも、“肌や食べ物などの見え方が好ましい”という結果になったという配光角は、白熱電球や電球型蛍光灯に近い約260度





(正藤 慶一)

2012年9月18日 12:34