ニュース

東芝、肌や食べ物をキレイに見せるLEDシーリングライト「キレイ色」

LEDシーリングライト「キレイ色 -kireiro-」。写真はキラキラセードでクリスタルロゼ枠の「LEDH95049Y-LC」

 東芝ライテックは、肌の色や食べ物をキレイに見せる高演色タイプのLEDシーリングライト「キレイ色-kireiro-」21機種を、7月12日に発売する。8/10/12/14畳タイプが用意され、価格はすべてオープンプライス。店頭予想価格は20,000~45,000円前後。

 同社が展開する、照らされるものの色を自然に再現する「演色性」を重視した照明機器シリーズ「キレイ色-kireiro-」の新製品。同シリーズではこれまでにLED電球を販売しているが、今回LEDシーリングライトを追加することで、家じゅうで演色性の高いあかりが使用できるという。

 色をキレイに再現するために、LED発光部の蛍光体の調合を最適化した。新製品では、電球色~昼白色~昼光色の間で調色ができるが、いずれの光色でも、演色性の高さを示す「平均演色評価数」は、Ra90という高い数値となっている。従来の蛍光灯シーリングライトと比べて、肌の色や食べ物をキレイに見せるため、ダイニングやキッチン、家族が集まるリビングにお勧めという。

 同社では、LEDは演色性を高くすると、エネルギーの消費効率が落ちるという傾向があるとしている。しかし新製品では、LEDの高効率化とLEDの数量を最適化することで、8畳向けタイプにおける消費電力1W当たりの発光効率を、100lm/Wに高めている。

同社の蛍光灯器具と比べた、演色性の違い。電球色、昼白色、昼光色で、蛍光灯よりも物本来の色が映し出せるという

 本体機能では、最大20段階の調光と、21段階の調色が可能。また、器具に内蔵したセンサー「楽エコセンサー」が室内の明るさを感知し、室内が十分に明るい場合は照度を落とすなどで、無駄な電力をカットする機能も備えている。

 器具のデザインは、天井にすっきりと収まるという高さ80mmの薄型サイズを採用。また、光源を新開発のワイド配光レンズカバーで覆うことで、セードの光ムラを抑え、発光面が器具中央部までキレイに光る構造としている。

 デザイン面ではこのほか、本体外周に透明の枠が付いた「クリスタルクリア枠」、ピンク色の枠が付いた「クリスタルロゼ枠」、枠を省いた「プレーン」の3タイプが用意される。またカバーのデザインには、通常の乳白色に加えて、カバーに設けた透明なドットからLEDの光が煌めいて見える「キラキラセード」モデルをラインナップする。なお、プレーンタイプには楽エコセンサー機能が、キラキラセードモデルには14畳タイプが省かれている。

枠は「クリスタルクリア枠」、「クリスタルロゼ枠」、「プレーン」の3種類が用意される

 乳白セードでクリスタルクリア枠を搭載した14畳タイプ「LEDH96042Y-LC」の本体サイズは664×80mm(直径×高さ)で、重量は3.4kg。器具光束は5,600lm。消費電力は62Wで、消費電力1W当たりの発光効率は90.3lm/W。

正藤 慶一