パナソニック、全方向に動かせるアイロンの累計生産が100万台を達成

「Wヘッドアイロン」シリーズ「CaRuRu(カルル) NI-WL600」

 パナソニックは19日、2011年6月に「Wヘッドアイロン」シリーズのグローバル累計生産が100万台に達したことを発表した。Wヘッドアイロンシリーズが生産を開始した2009年7月以来、24カ月での達成となる。

 Wヘッドアイロンシリーズは、かけ面に「Wヘッドベース」という前後対称の形状を採用したアイロン。通常のアイロンでは、かけ面の前方だけ尖っているが、Wヘッドベースではかけ面が前後に尖っているため、全方向にアイロンがけがしやすく、かけ面の面積も広がったという。また、手のひらのような感覚で持つことができる「センター重心設計」を採用し、アイロンがけの負担を抑えた。

「Wヘッドアイロン」シリーズの累計生産が100万台に達した

 同社がアイロンの生産・販売を始めたのは1927年。84年が経った現在では、世界の約60カ国で販売されており、累計生産台数は1億8,000万台を数えるという。

 Wヘッドアイロンシリーズは、同社のスチームアイロン製品の生産のうち現在約25%を占めており、今後もそのニーズは高まる傾向にあるという。特に日本国内では、コードレスタイプのアイロンが主流で、同社のコードレスアイロンの売上に占めるWヘッドアイロンの割合は、約60%を超えているという。

 海外市場においては「360°Quick Iron」シリーズとして、コード付タイプを中心に発売されている。主な展開先は中国、アジア、中近東、北米、中南米など世界約40カ国という。海外ではデザイン面も注目されており、ドイツのIFデザイン賞や、アメリカのイノベーションアワードなどを受賞している。

Wヘッドベースでは、かけ面の面積も広がった





(小林 樹)

2011年7月19日 13:40