4~9月の販売電力量、春の寒さと猛暑で対前年8.9%増――東京電力

 東京電力は、4~9月の販売電力量について、一般家庭での冷暖房需要の増加により前年同期を8.9%上回る1,506.6億kWhと発表した。

 一般家庭で消費される電力を示す「電灯」の区分では、記録的な猛暑による冷房需要増と、春先の低気温による暖房需要増から、対前年同期比で12.6%と2ケタ増となった。

 工場など産業用の主力となる「大口電力」でも、2008年11月以降の大幅な生産水準の低下から持ち直しが続いており、上期で対前年9.5%の増加となっている。

 9月に限った販売電力量では、対前年同月比で19.3%増となる286.8億kWh。9カ月連続で対前年を上回っているという。また、電灯では同比33.7%という大幅な増加となっている。





(正藤 慶一)

2010年10月20日 14:41