8月の家電出荷額、対前年比30.8%の大幅増
~エアコンは38年ぶりの高記録
JEMA(日本電機工業会)は、2010年8月における家電製品の国内出荷実績を発表。国内出荷金額は、前年同月比で30.8%増の1,945億円と、3カ月連続のプラスとなった。
製品別では、エアコンが同208.7%の677億円と、3カ月連続のプラス。販売台数も同202.2%の84万7千台と大幅に増加し、8月としては1972年以来過去最高となった。さらに、電気冷蔵庫も同114.7%の465億円と3カ月連続のプラス、扇風機も同168.3%の4億円となり、夏に需要の多い製品が好調に推移。JEMAではこの要因として、各地で記録的な猛暑日が続いたことに加え、家電エコポイント制度の後押しもあるとしている。
このほかの製品カテゴリも、洗濯機(同4.5%増)、炊飯器(同10.6%増)、掃除機(同7.0%増)と好調。IHクッキングヒーター2カ月ぶりにプラスに転じ、同8.4%増。
台数ベースでも、洗濯機(同4.8%増)、炊飯器(同11.3%増)、冷蔵庫(同14.9%増)、掃除機(同5.8%増)と、対前年を軒並み上回っている。掃除機ではサイクロン式が人気で同19.8%増と5カ月連続の2桁増。冷蔵庫ではエコポイント制度の後押しにより、401L以上の大型機種が同18.9%増と、2カ月連続の2桁増となっている。
2009年8月からの国内家電製品の出荷金額の推移 |
(小林 樹)
2010年9月27日 17:26
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