アイリスオーヤマ、病院や工場など施設でも利用できる緊急地震速報機

 アイリスオーヤマは、病院や工場など施設でも利用できる緊急地震速報機「緊急地震速報機 EQA-101」を3月10日より発売する。希望小売価格はオープンプライス。店頭予想価格は14,000円前後。

緊急地震速報機 EQA-101

 FMラジオの「緊急地震速報」のチャイム音を自動的に検知し、地震速報時には最大85dBの音量で本体のスピーカーから緊急地震速報を流す地震速報機。

 EQA-101では、人が多く集まる病院や工場などの施設内でも同機能を使いたいという要望に応え、外部のスピーカーから緊急地震速報を流せる外部出力機能を新たに搭載した。対応する外部音声出力端子は直径3.5モノラルミニプラグ、アンプ非内蔵接続可能機器、入力インピーダンス8Ω以上。また、受信状況改善のため、外部アンテナを接続できるアンテナ接続端子F型コネクター75Ωも新たに採用した。

 緊急地震速報は気象庁が発表する警報。地震の初期微動(P派)をキャッチし、震度5以上が予想される場合、揺れが始まる時間と震度をテレビやラジオ、インターネットなどで知らせることで、地震被害を抑制する。緊急地震速報機では、電源を入れるとFMラジオ放送を消音状態で受信するため、常時緊急地震速報を受信できるとする。FMラジオを消音状態にした待機時の消費電力は約0.8W。1カ月の電気代は約9円。

 本体サイズは170×113×320mm(幅×奥行き×高さ)、FM受信バンドは76~90MHz。消費電力は3Wで、待機時は約0.8W。電源はACアダプター。




(阿部 夏子)

2010年3月10日 13:50