家電トレンドチェッカー
2025年の花粉は昨年より多い予想 対策に使いたい家電4選
2025年2月13日 08:05
今年も花粉症の人にとってはつらい季節がやってくる。東京都では1985年の調査開始以来、過去最速となる1月8日にスギ花粉の飛散開始が発表された。
日本気象協会によると、2025年のスギ花粉のピーク時期は福岡・高松・東京で2月下旬から。また広島・大阪・名古屋・金沢・仙台などの広い範囲で3月上旬から中旬にピークを迎えるとのこと。ヒノキ花粉のピークはおおむね3月下旬から4月上旬と予想している。
さらに2025年春の花粉飛散量は、2024年と比べると九州から近畿で非常に多く、北陸・関東甲信と東北南部も多い傾向としている。本記事では来たるピークに向け、花粉対策として家事のうちの「衣類ケア」「掃除」「布団乾燥」に着目し、それぞれに注目の家電を紹介したい。
洗濯物の外干しは避けたい。部屋干し時間短くするサーキュレーター
花粉が飛散する時期は、洗濯物を屋外に干すと花粉が付着してしまうため、できるかぎり室内に干すようにしたい。しかし、部屋干しで気になるのが、衣類が乾くのに時間がかかってしまうことだろう。
電響社の「ブンブンサーキュレーションファン ZSL-D3KA」は「衣類乾燥モード」を搭載。通常の3倍の首振りスピードで洗濯物に風を当てることで、部屋干しの乾燥時間を短縮できるという。
高さを約64cmと約90cmの2段階で変えられるため、洗濯物を干す環境に合わせて調節しやすい。省エネ性の高いDCモーターを採用しており、衣類乾燥モード使用時の1時間あたりの電気代は約0.8円と経済的だ。
本体サイズは約290×290×900mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約4.2kg。消費電力は25W。羽根径は約18cm。電源コード長は約1.5m。リモコンが付属する。店頭予想価格は18,000円前後。
お出かけ着は高温スチームで花粉抑制
洗濯物は室内に干したとしても、外出の際に衣類に花粉が付着するのは免れない。まだ寒さが残るこの時期、特にコートなどは気軽に洗えないから困りもの。
ティファールの衣類スチーマー「ピュアポップ」は高温のスチームにより、衣類や布製品に付着した花粉の低減のほか、脱臭、殺ダニ効果などが期待できるという。着る前のシワ伸ばしから着た後のお手入れまでできるアイテムだ。
本体サイズは55×132×285mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約660g。注水量は70ml。消費電力は1,100W。電源コード長は約2m。本体カラーはブルー、コーラル、イエローの3色。店頭予想価格は7,000円前後。
床に落ちた花粉は掃除機でこまめに吸う
窓を開けたり、外出から帰ってきたりして室内に持ち込まれてしまった花粉は、こまめな掃除機がけで取り除こう。花粉症の人におすすめしたいのは、ゴミ捨て時に集めたホコリや花粉が舞いにくい「紙パック式」だ。
パナソニックの「紙パック式コードレススティック掃除機 MC-PB61J」は大容量の紙パックを備えており、ゴミ捨ては約3カ月に1回で済むほか、紙パックに触れずゴミ捨てができる「ラクポイ構造」を採用している。
モーターの位置や内部構造を工夫し、空気がスムーズに流れるようにすることで、紙パックにゴミが溜まっても吸引力が持続しやすいという。
本体サイズは220×154×1,104mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約1.3kg。使用時間の目安は約8~30分。充電時間は約3時間。集じん容積は0.5L。店頭予想価格は49,500円前後。
外に干せなくてもカラッと乾いた布団で寝たい
洗濯物同様、布団も外に干すことは避けたい。そうした状況でも布団乾燥機があれば、カラッと乾いた布団で気持ちよく眠ることができる。
ドウシシャの「ふとんジェットヘキサゴン」は、スティック型の布団乾燥機兼ふとんウォーマー。本体を布団に差し込むだけで使えるため、ホースやマットを広げる手間がないのが特徴だ。
ふとんを10分で温める「あたためモード」、湿気を飛ばし乾燥させる「乾燥モード」、「ダニ対策モード」の3モードを搭載する。シングル~ダブルの布団サイズに対応。
本体サイズは10×32cm(直径×高さ)。重さは約625g。消費電力は460W。電源コード長は約1.8m。本体カラーは、ベージュとホワイトの2色。店頭予想価格は16,000円前後。
日本気象協会によると、強い風が吹く日や急に暖かくなる日には、花粉の飛散量が極めて多くなるとのこと。天気予報をチェックしながら、家電の力も借りて花粉シーズンを乗り切ってほしい。