パナソニック、ナノイーで部屋干しのニオイを抑える除湿器

 パナソニックは、ナノイーで部屋干しのニオイを抑える「ハイブリッド方式 除湿乾燥機 F-YHFX120」を4月1日より発売する。希望小売価格はオープンプライス。店頭予想価格は65,000円前後。

「ハイブリッド方式 除湿乾燥機 F-YHFX120」シャンパンシルバー

 熱交換器を用いて除湿するコンプレッサー方式と、吸着材を使うデシカント方式の、2つの除湿方式を組み合わせた「ハイブリッド方式」の除湿器。

除湿器の除湿方式の違いとそれぞれの特徴
パナソニック独自のナノイーイオンを生成する発生ユニット

 F-YHFX120では、洗濯物を部屋干ししたときに気になるニオイを抑えるため、同社独自の「ナノイー」イオンを生成する発生ユニットを新たに搭載したのが最大の特徴。

 ナノイーイオンは、水に高電圧をかけることで生成される微粒子のイオンで、除菌効果や部屋干しのニオイを抑制する効果があるという。ナノイーが安定して発生・放出されるように、発生ユニットは除湿風路に誘引されやすい風路の外側に配置。除湿後の風と同時にナノイーが放出される。

 また、洗濯機で洗えない衣類などもナノイーで除菌/脱臭できる「衣類リフレッシュモード」も搭載する。衣類リフレッシュモード選択時は除湿運転は行なわず、ナノイーだけが放出される。

ナノイーイオンによる臭気抑制効果で、自然乾燥した時と比べると臭気強度は約半分になるという布に付着した菌にも効果があるという制服やジャケットなど洗うことの出来ない衣類をナノイーで除菌、脱臭する「衣類リフレッシュモード」

 そのほか、衣類乾燥運転では乾燥具合を温度・湿度センサーをもとに毎分チェックし、センサーが衣類の乾燥を感知したら自動停止する「カラッとセンサー」を引き続き搭載する。また、消費電力を抑え、室内の温度差に合わせて最適な運転を行なう「エコモード」を新たに搭載した。速乾モードなどに比べると乾燥までに時間はかかるものの、消費電力は約半分に抑えられるという。そのほか、運転モードでは運転音を抑えた「音ひかえめ」モードを備える。

 本体サイズは370×225×570mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は13.8kg。水タンクの容量は約3.2L。50Hz地域での適用床面積は、木造で11畳(19平方m)、プレハブで17畳(29平方m)、鉄筋で23畳(38平方m)。除湿運転時の消費電力は最大245Wで、衣類乾燥運転時は最大で705W。運転音は最大49dB。本体カラーはシルバーとシャンパンの2色。





(阿部 夏子)

2010年2月16日 15:38