パナソニック、大画面のタッチパネル液晶採用のドアホン

~親機は“業界最薄”のスリムデザイン

「どこでもドアホン VL-SW500KL」。玄関に設置する子機と、室内用の親機・モニター子機の3点がセットとなっている

 パナソニックは、5.2型の大型タッチパネル液晶を採用したドアホン「どこでもドアホン VL-SW500KL」を、2010年1月22日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6万円前後。

 玄関に設置する「カメラ玄関子機」と、子機が撮影した映像を室内で確認できる「モニター親機」、ワイヤレスで玄関の映像が映せる「ワイヤレスモニター子機」という、3つの機器から構成されるドアホンセット。本製品では、親機のモニターに5.2型の大型タッチパネル液晶を採用した点が特徴。来客映像の確認中にタッチすると約2倍にズームできたり、室内通話や各種設定をする場合にはボタンが液晶に表示されるなど、タッチパネルを活かした操作ができる。また、拭き掃除をする場合のために、タッチ操作を90秒間停止する「お手入れ機能」も搭載している。

 親機はまた、奥行きが“業界最薄”の21mmという薄型デザインを採用。タッチパネルのためボタン数も少なく済むため、よりインテリアに馴染みやすいという。

親機の画面はタッチパネル。画面に直接手を当て、ズームなどの操作ができるタッチパネルのため本体表面にボタンが少ない。そのため、インテリアに馴染みやすいデザインだという
 
 カメラ玄関子機では、来客画像を静止画で1件当たり8枚まで撮影、保存が可能(最大50件400枚まで)。撮影できる範囲は、左右が約170度、上下が約130度で、同社では“業界最大”としている。複数の来客が横に並んでいる場合や小さな子どもも確認できるという。

 カメラ玄関子機ではこのほか、呼出ボタンが押された直後(約2秒後)の画像を表示する「戻って再生」、夜間の来客もカラーで確認できるLEDライトなどの機能も備えている。

 ワイヤレスモニター子機は、2.5型の液晶画面を採用。パナソニック製の電話機・FAXに登録すれば、電話子機としても使用できる(一部機種)。

 本体サイズは、モニター親機が165×21×190mm(幅×奥行き×高さ)、ワイヤレスモニター子機が63×32×183mm(同)、カメラ玄関子機が99×25×131mm(同)。

ワイヤレスモニター子機を省いた「どこでもドアホン VL-SV500KL」も同時に発売する
 下位機種として、ワイヤレスモニター子機を省いた「どこでもドアホン VL-SV500KL」も、同時に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は46,000円前後。



(正藤 慶一)

2009年12月10日 13:10